これだけ、多くの情報が、手に入れやすくなった「今」。
正しい、正しくない…の、ジャッジって、かなり難しい。
受け入れられる、と、受け入れられない…とは、また、別の話ですしね。
となると、問われるのは、『私』…ということ。
そう、「自分」。
自分の判断に尽きます。
「A」が、称賛され、爆発的に売れれば、必ず、「A」を、否定する意見、情報が出てくる。
偉い学者さんや、白衣をまとった方が、
「データがあります」なんて言って…。
よく見かけますよね。
こちらとしては、そういった、たくさんの情報の中で、「イイとこどり」をすることに。
ネット世界ならでは…だし、情報量は、莫大でありながら、とても、便利で、お手軽ですよね。
「イイとこどり」な情報であっても、あっという間に、けっこうな量。
でもね、自分にとって「イイとこどり」をし過ぎて、
あっち~ふらふら、こっち~ふらふら…で、
結局、何も成しえられず、にっちもさっちも、いかなくなっている人が、増えています。
どうして、こういうことが、起こるのか…
「イイとこどり」が、悪いわけではありません。
自分にとって、都合の良いことだけを、
「イイこと」、「正しいこと」だとしているからです。
自分にとって、ちょっとでも、都合が悪くなったり、コツコツ積み重ねていくことが、嫌になった途端、
そんな、今の自分に、肯定的だったり、新しいものを見ては、
「これだった!」と、ふらふら~、ふらふら~。
そんなんじゃ、いつまでたっても、何も成しえられません。
「これだっ!」と思ったなら、簡単に、諦めちゃダメ。
自分にとって、都合が悪くなった途端、
自分の柔軟性や、継続力の無さが、大きな原因なのに、
人のせいにしたり、ついさっきまで、「すごい!すごい!」と称賛していた情報を、これでもか!と否定したり…
そんな人のことを、誰が、信じるというの?
人が見ているところ、記憶に残るのは、その人が、ふらふら~、ふらふら~…しているところ。
一貫性のないところ。
それを止めない限り、結局、何も、成しえることなんて出来ないことの方が、自然なことなのです。
思考回路トレーナー 中谷彰子