本日、令和2年のすべての稽古を終えました。

 

コロナ禍という異例の一年でしたが、

 

先週は道場の稽古納めを行い、

 

そのほかの稽古、

 

パーソナルトレーニングなどを含めて

 

今日の最終日まで全うすることができました。

 

 

コロナによる道場の運営判断は、

 

試行錯誤の連続でした。

 

公共施設の方針決定に影響を与える情報を

 

都度、精査し、

 

リスケジュールして、

 

稽古内容にも見直しを加えました。

 

 

道場の仲間たちも家庭や仕事の状況、

 

コロナの感染動向と合わせてそれぞれが考え、

 

参加すること、

 

または控えることを判断してきた一年でした。

 

感染をさせてしまう側となることも

 

懸念される状況であり、

 

迷いながらの選択もあったに違いありません。

 

 

そのようななかでも、みな、

 

確かな時間を過ごしてきたものと思います。

 

そんなに大きなことばかりでもない

 

一日一日を、生き生きと

 

充実したものとしていくことができたのなら、

 

文字通り、

 

自身の年輪を重ねる一年となったことでしょう。

 

内なる力を蓄える時間として、

 

どのような取り組みであっても、

 

きっと糧として残ります。

 

 

今年は、

 

さまざまなことを見直す一年ともなりました。

 

個々の取り組みへの相談も多く、

 

その際には次のように伝えました。

 

大事なのは、目的を押さえること。

 

 

目的を軸にして、

 

考えと行動を組み立てていくことを

 

再確認する。

 

当たり前のようですが、

 

しっかり突き詰めて考えてみると、

 

見誤っていること、

 

おろそかになっていることも多いものです。

 

目的の対象物が

 

現実として目の前にないなかで、

 

いまとこれからの思考や行動と

 

紐づけていくというのは、

 

実はそう簡単なことではないのです。

 

 

右手を開き、グッと力を込めて、

 

目的をガチッと押さえる。

 

シンプルですが、

 

不思議と日頃の取り組みがうまくいく。

 

感覚的で理論的 ―――

 

感性を持って理論的に考えること。

 

理論的でありながら感性を大事にすること。

 

私の揺れ動く思考であり、

 

いずれも大切にしています。

 

 

この一年、稽古でもそれ以外でも、

 

わずかでも同じ時間を過ごすことができた

 

すべての方々に、

 

心から感謝しています。

 

年の瀬もいよいよ大詰めです。

 

よいお年をお迎えください。

 

これからも、

 

ともに頑張っていきましょう。