緊急事態宣言という
非常事態の際に
個々の人間性が表面化し、
露になることは
承知していたつもり。
危機にこそ、
その者の真の姿が浮かび上がる。
人としての器の大きさ、
懐の深さ、あたたかさ、
その逆もしかり。
しかし、
緊急事態宣言の解除後の振る舞い、
身の処し方に、
思いの至らない自分がいました。
唖然とするような言動をしている方々が
いる一方、
最敬礼したくなるような姿勢、
行いを示している方々は多い。
いま、そのどちらからも
学ばせていただいています。
そして、
稽古の目的がより明確になったと
感じています
会長範士は長年、道場で話してきました。
「ここは修行(しゅうぎょう)の場である」
人生という長距離走をいかに生きるか、
この視点が軸にあったことを
いまさらならが痛感しています。
それは、
生きる強さや優しさだけではなく
豊かさにもつながっていることを、
数あるエピソードとともに
幾度となく耳にしている。
先日も力強く、
「続けることほど意義深いことはない」と。
継続こそが力であることに
迷いはありません。
声を大にして伝えたい。
新しい変化や適応、
切り拓いていく取り組みを、
みなで、
頑張っていきましょう。