今年も

 

7月15日(日)、16日(月)に

 

地元が一番熱くなる夏の風物詩、

 

桶川祇園祭が開催されます。

 

昨年は、

 

2日目午後6時からの、

 

中山道駅前交差点での四町会の

 

神輿担ぎ合わせで夜空が急に暗転し、

 

頭上で稲妻が東西に走り始めました。

 

 

神輿担ぎ合わせは例年、

 

大観衆を交えて10分ほど続きます。

 

その間に雨が降り出し、

 

雷鳴も轟くなか

 

みなで息を合わせ、

 

声を掛け続けました。

 

 

人々が何世代にも渡って

 

つないできている伝統文化と、

 

人智が及ぶべくもない自然現象が

 

祭りの最高潮の時間帯を

 

見計らったように訪れ、

 

それらが互いに交錯し、

 

融合しているような、

 

そんな心地よい感覚でした。

 

 

同時に、

 

カミナリの不規則な光と音で

 

震える空気によって、

 

自然への畏れのようなものを

 

視覚的にだけでなく、

 

身体全体で受けることができたように

 

思っています。

 

 

担ぎ合わせ終了後は、

 

雷雨が激しさを増し、

 

ほどなくして

 

祇園祭そのものが中止に。

 

大先輩も長い経験のなかで

 

記憶にないと言う途中での打ち切りでしたが、

 

神輿を担ぎ、

 

夜空に舞う稲妻を見上げながら、

 

これまでの自分になかった、

 

何か、こう、新しいものを

 

感じることができたのではないか。

 

 

諸行無常とはよく言われることですが、

 

人も自然も、

 

自分が思うようにはいかないなかで、

 

ライブ(現在進行形)の中に身を置くことの

 

緊張と楽しさ、

 

そこでどう変化していけるか、

 

成長していくことができるかは、

 

自らの考え方と行動にかかっている。

 

 

日本の四季、

 

それぞれが素晴らしいと思いますが、

 

グッと大きく伸びるのなら、

 

暑い夏と寒い冬こそであると

 

確信しています。

 

 

今年も暑い夏がやってきました。

 

学生も社会人も

 

それぞれが目指すところに向かって、

 

みな、

 

よい時間としていきたいものです。