スポーツクラブで心地よい汗を流しました。
フリーウェイトの仲間達とよい刺激を
交換し合っただけではありません。
スタジオで有酸素運動を本気で、
長年にわたって頑張っている人達からも、
とてもよい刺激をいただきました。
あの前向きな空間は素晴らしいと、
心底、思います。
思い返してみれば、
私もそのクラブに通い始めて20年以上になります。
きっかけは学生時代、
夏休みを利用して約1カ月間、
海外の道場に行こうと決めたことです。
スポーツクラブは、その体力づくりの1つでした。
当時、会長範士から、
外国の道場に行く数カ月前、
屈伸500回を指示され、
それを本気にし、
それをこなせるようになってから
日本をたったことなど、
忘れられないエピソードは数多く、
会長範士との稽古の日々を思い起こさせる、
懐かしい思い出でもあります。
そのスポーツクラブ、業界再編を繰り返し、
いまの大手スポーツクラブとなっていますが、
これまで仕事の都合等で、
通う頻度に波はあったものの、
途切れずに続けているのは、
空手道を続けてきたからに他なりません。
だからこそ、
体力づくりの基礎知識を学んだことに加え、
健康や食生活、
時間の使い方にも
少しは気を配れるようになってきたのでしょう。
スポーツクラブに通っていて、
さまざまな人から刺激を受けますが、
素晴らしいと感じることの1つが、
多くのメンバーがみな、
自分の生活リズムをつくっているということです。
野球の日本シリーズでも、
サッカー日本代表のワールドカップ予選でも、
その日、来ているメンバーに
特に大きな変化はありません。
クラブが連休となる年末年始の休み明けなどは、
メンバーであふれることもあります。
始めたきっけかは人それぞれで、
体重を落としたい、きれいになりたい、
体力をつけたい、女らしくなりたい、
男らしくなりたい、等々いろいろでしょう。
ですが、続けているなかで、
その目標や目的はもはやそこに
とどまらないものに広がっているのだと思います。
純粋に楽しいから、というのもあるでしょうが、
その取り組みの及ぼす効果は、
広範囲にわたっていくものと、
トレーニングしているメンバーと話をしていて、
スタジオのレッスンを見ていて強く感じます。
「惰性でやっているだけです」
「遊んでいるようなものです」と、つぶやく
その人たちのトレーニングやレッスンには、
その言葉をはるかに超えるものがあるのです。
誰から頼まれることもなく、
時間をつくり、お金をかけて、
身体と気持ちを準備して。
これらのなかに、余裕でこなしているものなど
一つもないのではないでしょうか。
やはり、素晴らしいと思います。
先日、道場の昇段・昇級の免状式を行いました。
免状を受け取る道場生の面々の引き締まった顔、
一人一人の表情がとても良かった。
会長範士は免状式でよく話してきました。
私たちの段級は下がることはないが、
力はこれからの努力次第である、と。
先日の免状式では、
同時に、新入会員が加わりましたが、
そのお母さんの話によると、
自分の意思でここに通うことを決めたんです、
とのこと。
スタートはみな、そこなのです。
2017年、
早くも年の瀬に差し掛かります。
稽古納めまであと1カ月。
よい締めくくりを迎えられるよう、
さらに頑張っていきたいと思います。