渡辺道場の渡辺です。
道場の昇級・昇段審査会を行いました。
今回は、久しぶりに1級から初段に挑戦する門下生もおり、12名が審査に臨みました。
今回は、1級受験の門下もおり、全日本空手道連盟公認1級審査も兼ねた審査にする為、健由塾の柴川先生をお招きしての審査会となりました。
挑戦する級、段に合わせて形の数も増え、打たなければならない形のレベルも変わってきますが、指定された形の中で何を打つかの形選びも大切です。
ウチの審査会では、組手も対戦回数が違いますし、対戦相手も受審者同士だけではなく、既に段位を取得している門下生にも協力して貰い、必ず同レベルかそれ以上、または年齢が上の相手を選び、楽な組手はさせません。
勝ち負けを競う「試合」ではないので、格上相手にどれだけ練習でしてきた事を出せるかを見ています。
そして、時代を逆行しているかもしれませんが、ウチの初段の審査では休む間も無く10人を連続して戦う「10人組手」です。
1つ前の1級審査では、5人を相手にしますが、一気に倍です。
今回はレイラが挑戦しましたが、審査員が注視し、皆が見守る中で行う「審査」と言う特殊な条件下での連続10戦は、プレッシャーとの戦いでもあり、通常の練習で行う試合とは疲労度が違います。
もう、ヘロヘロでしたね(笑
そこから、どれだけ気力を絞り出せるかを見ていますが、無駄な力が抜けて良い技が出たりもしますし、その感覚を掴んで貰いたくもあるのです。
相手として戦う門下達には、「休ませないように」と「手加減をしないように」と言っていますが、有段者の門下生達は自分達も経験をしていますので、皆、心得ています。
相手をしながらも、自分が経験した事を思い出しつつ、「頑張れ!」と思いながら戦ってくれた事でしょう。
皆が健闘を讃え、合格を祝福する。
いつも思いますが、審査会は良いですね。
審査会を経ると、間違いなく、一段階力が上がります。
今回も、皆の成長を見る事ができました。
休会中の2人の門下生も復帰に向けて審査の様子を見学に来ていましたし、良い審査会だったのではないでしょうか。
余談ですが。
最近、オウハ(二段)の形が上手くなってきたな と。
組手に寄った選手で、形に力を入れてきた訳でも、ここ最近で何か特別な事をしている訳ではないのですけどね。
身体の成長に加え、理解力の向上により、体の使い方が上手くなってきたと言う事でしょうか。
競技としてとなるとまた違いますし、形選手を目指せと言っている訳ではありません。
が、安定感の有る、味のある形になってきました。
これも、長く続けているが故でしょうね。
まだまだ、あなた達は強くなれますよ。
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静岡県静岡市清水区の空手道場
剛柔流空手道 渡辺道場
練習場所
月・水・金 19:00〜21:00
清水三保体育館武道場(旧東海大学第一高校)
木 19:00〜21:00
清水三保第一小学校体育館
お問合せ 090-8321-0211 渡辺まで
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