日曜日に行われた、公認段位審査の結果が届きました。
結果から言うと、今回の我が道場は、9人中7人が合格でした。
合格の7人はおめでとう!
公認段位の審査は、初段が形1本と組手1回。
二段・三段は形2本と組手2回。
たったのこれだけです。
組手なんかは、1回が30秒程で終わってしまいます。
実際に、審査としての時間は形と組手を合わせても5分にも満たないかと。
「何だ簡単じゃないか。」
と思われるかもしれませんが、この僅かな時間で、それぞれの段位に相応しい力を示さなければならないのです。
不安を感じ、審査員の先生方が目を光らせる中では、緊張から普段の力を発揮できない事もあり、そのプレッシャーたるや並ではありません。
形も組手も、あっと言う間に終わってしまいますが、見ている方とすれば、構えや立ち方、動きをちょっと見れば、その選手がどのくらいの力があるのかは直ぐに判りますので、それで充分なのです。
実は、凄く厳しい審査なのですよ。
審査や試験はその人の持つ能力を評価する訳ですが、そもそも、評価と言うのは、他人がする物なのです。
どれだけ本人が頑張ったと思っていても、そのタイミングで力が足りていなければ良い評価を受けられないと言うだけです。
合格できたとしても、まだまだ上が有ります。
初段になって、漸くスタートライン。
二段・三段は更なる技術の向上が求められ、四段位以上となれば、それ以上に弛まぬ努力を続けた事が認められた人が合格できるのです。
「これだけやって合格できなければ、全然合格できる気がしませんよ。」
なんて言う方がよくいらっしゃいますが。
気持ちは痛い程、解ります。
まるで、全てが否定されたかのようにも感じてしまいますよね。
ショックのあまり、「こんな思いは二度としたくない」と思えてしまうのも無理からぬ事です。
ですが、そう思えるのも、本人が頑張って来たからこそだと私は思います。
そう思った時に諦めてしまう人も当然いますが、諦めずに再度挑戦する人は、不思議なもので、以前とは見違えるような力を示し、大抵、次で合格するのですよね。
そのショックから立ち直り、自分と向き合い、克服できた時に大いなる自信と強さを手にするのです。
失敗や挫折の経験は、必ず人を成長させます。
まだまだ、強くなれます。
何でも、続けてこそですよ。
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静岡県静岡市清水区の空手道場
剛柔流空手道 渡辺道場
練習場所
月・水・金 19:00〜21:00
清水三保体育館武道場(旧東海大学第一高校)
木 19:00〜21:00
清水三保第一小学校体育館
お問合せ 090-8321-0211 渡辺まで
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