今日は空手と全然関係が無い、超個人的なものですので、興味が無い方は読み飛ばしてください。
実は私、本を読むのが好きでして。
買うのは決まって、手軽に持ち歩ける文庫本。
なので、旬の話よりも幾らか遅れて話題作を手にする事もしばしば有ります(笑)
更に目が悪くなりそうなのと、手で紙のページをめくりながら読み進めるのが好きなので、電子書籍の類は手を出しません。
色々なジャンルを読みますが、何も考えずにフラっと本屋に行き、なんとなしに毎回、手に取って2,3冊買う感じです。
夜に寝る前とか、ちょっと時間が空いてしまった時や、外出先で1人でランチとか、そんなタイミングに少しずつ読み進め、大体、月に1〜2冊のペースで読んでいる感じです。
元々、歴史が好きな事も有りますが、ここ最近は、いわゆる「歴史小説」に分類される物を読む事が多い気がします。
まぁ、戦国時代から江戸〜幕末期が多い訳で、お侍さんが出て来て〜な感じですが、全くのフィクションではなく、実在した人物、実際に起きた出来事の文献にあるほんの僅かな記載を題材に、想像の翼を広げた物になるのですが、書き手によってその解釈は様々で、非常に面白く感じます。
そんな訳で、同じ人物を題材とした話も、幾つも読んできました。
私は全ての物が表裏一体であると思っていて、善悪、明暗、長所と短所は見方や立場が違えば、全く逆になると思っています。
歴史は古臭い昔の話ではありますが、先人が通ってきた道を知る事は、現代に生きる私達の指針になりうる物と思っています。
おっと、前置きが長くなりました。
読み終わった物を、ちょいと備忘録代わりに書いて行こうかと。
完全に私個人の趣味の世界なので、気にしないでください。
さて、今回は、蓑輪諒の『うつろ屋軍師』を読み終えました。
織田家中で、「米のように欠かせない」と「米五郎左」の異名をとった丹羽長秀、その子の長重までは知っていましたが、恥ずかしながら、私はこの江口正吉なる人物の事は全く知りませんでした。ごめんなさい。
タイトルの「うつろ」とは、「空論」と書き、現実から懸け離れ過ぎたり、決定的に実現不能な欠陥がある案の事です。
何をするにも、突拍子もない案を出す江口正吉は、周りからは「うつろ屋」と揶揄される訳ですが…
馬鹿げた事に見えるのは、見る側の人間が常識に囚われているからであり、得てしてとんでもない発想や画期的な発明や発見は、常識の枠外に居る人間が生み出したりするものですよね。
『うつろ屋軍師』非常に面白かったです。
読み終えた後で作者の蓑輪諒氏の他の作品を探してみましたが、他にも歴史小説を幾つか書いていますが、取り上げている人物が結構、マイナーですね(笑)
それでも、これだけ面白い作品を生み出せるのですから、相当に調べて上げたのではないでしょうか。
文庫版特典として、巻末に収録されている「丹羽家家臣団主要人名集」を見ても、作品中に一度も登場していない名も多く含まれていましたので、時代考証も徹底したのではないかと思われます。
他の作品も読んでみたくなりました。
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静岡県静岡市清水区の空手道場
剛柔流空手道 阪本道場清水支部
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