阪本道場清水支部の渡辺です。
3月も今日で終わり、平成27年度も終わります。
年度末でバタバタでしたが、明日からは28年度となり、進学や進級、就職と、新たな環境に身を置く方々も多いのではないでしょうか?
さて、私どもの阪本道場清水支部ですが、毎年、3月になると、ホームとして使わせていただいている、「清水三保体育館」が、高校生の部活の合宿や行事で、使えない日が多くなるのです。
今年は、なんと、月12回の練習の日の内、半分の6回が使用不可。
1月にはこの事が判っていたのですが、練習のペースはどうしても落としたくない。
「さて、どうしたものか?」と悩むのですが、他の施設は、既に継続して使っている所が決まっている中、割り込む訳にも行かず、使える所を探しても、ホームから遠過ぎては集まるのも大変で、出席率が下がっては意味も無い。
「ならばいっその事・・・」と、ここ数年は、付き合いのある道場の先生にお願いして、出稽古をさせて頂いています。
出稽古をし始めた頃は、行った事も無い練習場所、知らない先生、知らない選手の所に行き、やった事も無い練習メニューをこなす訳ですから、委縮して本来の力も出せない子ばかりでしたし、行きたがらない子も多かったのですが、3月の出稽古も恒例行事となり、殆どの選手が参加しています。
お蔭様で、ウチの子達も、随分と度胸が付いたように思います(笑)
出稽古に行くにあたって、私がいつも言っているのは、「お客さんじゃないんだ。練習をさせて貰っているんだから、しっかりと挨拶をするように。」と、「会派(流派)・道場が違えば、礼の仕方、練習の仕方、先生の考え方も違って当たり前。その場所のやり方を経験させて貰い、解らなくても思い切りやる事。」と。
小さい子達には難しいかもしれませんが、他流派の練習をすると、普段の練習でやっている物との違いから、体の使い方が判ったりもするものなのですよ。
違う指導者の言葉から、何かを掴む事も有りますしね。
何より、選手達にとって、大会以外で、いつもとは違う相手と手を合わせる機会が有るのは、良い刺激になるのですよ。
教えている私としても、いつもは気が付かない事に気が付いたり、良い練習が有れば、今後の指導のヒントにもなりますしね。
そんなこんなで、今年は、5つの道場にお願いして、練習に参加させて頂きました。
本来ならば、空手などは、自前で練習場所も確保し、生徒も集め・・・とするのが正しい姿でしょうし、自分の門下生以外には教えるべきものではないのです。
それでも、快く引き受けてくださった各道場の先生方には、感謝、感謝です。
本当にありがとうございました。
今後とも、色々とお世話になると思いますが、宜しくお願いします。
選手の皆さん、並びにご父兄の方々、お疲れ様でした&ご協力、ありがとうございました。