両国国技館には数回行ったことがあります
すり鉢状の会場から湧き上がる大歓声は、二階席にいても臨場感ハンパなく、４時間とかはあっという間
この映画では、そういう大歓声や、力士の立会いでぶつかり合う音や、ちゃんこを作っている包丁や野菜や鍋の音など、映画を彩る音楽も含めて【音】にかなり凝ってて楽しい
監督は、現役TBSテレビマンの坂田栄治さんなので、映像のテンポや構成なども、惹きつけてやまない仕掛けだらけで飽きさせない
というか、ずっとワクワクして見ていました
坂田監督は、どうしても相撲のドキュメンタリー映画が撮りたくて、テレビ番組の演出やプロデュースなどで忙しいにも関わらず、TBSに直訴して個人的に映画制作をさせてもらったそうだ
密着した境川部屋と高田川部屋の描き方も魅力的で、力士や指導する親方の言葉や生き様に、心打たれる。。
中でも豪栄道の後輩たちに向けた「言い訳をしない。やせ我慢することを覚えて欲しい」との言葉
すぐにここが痛いとか調子悪いとか言う若い力士が多いが、それは自分に対しての言い訳、という事だろう
耳が痛い。。そして高田川親方の「強いやつは強い。でもこれだけ稽古でやったんだ、鍛え抜いたんだという事実が、自分を支える」という内容のコメント
言い訳はしない
稽古は裏切らない
途中、笑えるシーンや柔らかいシーンも織り交ぜつつ、武士道を突き進むプロの姿を堪能させて頂きました
ナレーターは、俳優の遠藤憲一さんです
臨場感あふれる映画館で、ぜひご覧下さい
Narrator & Actress & Instructor『島田洋子』Official Website はこちら