映画『八日目の蝉』☆じっくり描いた人間劇 | 元劇団四季所属ミュージカル女優 島田洋子のブログ

元劇団四季所属ミュージカル女優 島田洋子のブログ

舞台女優、ナレーター、ダンスインストラクターそして!
まだまだ続く快進撃☆島田洋子の感動の源、芸は人なり☆

元劇団四季所属ミュージカル女優 島田洋子のブログ-DSC_0560.JPG

『八日目の蝉』

監督: 成島出
出演者: 市川実和子, 平田満, 風吹ジュン, 劇団ひとり, 田中哲司, 小池栄子, 永作博美, 井上真央, 森口瑤子, 余貴美子, 田中泯

壇れい主演で連続ドラマ化もされた角田光代の同名小説を、『孤高のメス』の成島出監督が念願の映画化。愛人の赤ん坊を誘拐し、自分の子として育てた女性の実像を、成長した“娘“が自身の呪われた半生に決着をつけるように見据えていく姿を、じっくりと炙り出す。井上真央、永作博美が、共に難役に挑戦。求心力のある芝居を見せている。



4歳までを誘拐犯と過ごした主人公は、幼かった事もありほとんどその日々を覚えていなかった。でもひょんな事から過ごした土地を巡る旅を続けるうちに、確かに愛されていた記憶を甦らせる。。。

泣きました汗
じっくりと、、綺麗ごとでは済まされない人間らしい感情。向き合う、葛藤する、受け入れる、、歪んでしまってても、そこに豊かな愛情はあったのだドキドキ


映画を見ていつも思うのは、脇役陣の個性の強さ・面白さが(ちょっとしか出ない人でも)テレビドラマよりも強烈だという事ひらめき電球

今回も教団の怪しいリーダーを余貴美子さん、ちょっと不思議な友人を歩き方や話し方でも表現した小池栄子さん、そして特筆すべきは『田中泯 』さんビックリマークこの人か~~~爆弾

噂には聞いていたが、強烈な存在感でトリハダが立つほどだったドクロ今回はこの人が見れた事が一番の収穫だったかも。。言い過ぎか?いやいや。


田中泯 さんは「ダンサー」「舞踊家」として世界を股にかけて活躍されているひらめき電球ご本人は「舞踏家」と呼ばれるのはお気に召さないようだが、、独特の力強いパフォーマンスを繰り広げている。

「ダンスとは『感じる』ものだ。言葉はそれを邪魔する。『理解する』ものでもない」

と語るように、揺るがない精神を貫き続け、農業と舞踊を同時実践するため山籠りもする。それが全て、この映画での要ともなるシーンでの異様な存在感となっているのだアップ


いや~~映画って、ホントに素晴らしいですね音譜

ペタしてね   読者登録してね