前回の記事では、先日終了したプロジェクトでの1つめの気づきである「基礎トレーニングを疎かにしない」という点をかきました。今回は2つめの気づきについて書きます。

それは、クライアントにどのような価値を提供するのか、そしてそれによりどのような変化を起こしたいのか、という強い意志を持つということです。そして重要なのは、自己成長はそのための手段でしかなく、自己成長のために仕事をしているわけではないということです。

このブログでも、これまでも何度となく自己成長の重要性について書いてきました。実際に、常に自己成長を実現するということは、コンサルタントとしての必要条件でもあります。しかし、自己成長は、結果としてアウトプットの質の向上につながるから重要なのであって、当然ながらそれ自体が目的ではありません。

ただ、プロジェクトのなかで日々のワークに忙殺されるようになると、どうしても近視眼的になり、自分が今やっていることに目がいってしまって、それの達成を目的としてしまいがちなります。スポーツでも筋トレを行うこと自体が目的ではないのですが、例えば「腕立て伏せを100回!」というトレーニングをしていると、それをやり遂げたことで妙な達成感を味わってしまうのと同じです。

しかし、繰り返しになりますが、重要なのはどのような価値をクライアントに提供できるかであり、さらには、それを通してどういう変化や変革を引き起こすかということです。

元マッキンゼーのコンサルタントで、今はYahooで勤めていらっしゃる安宅さんの著書「イシューから始めよ」においても、「『人から褒められること』ではなく『生み出した結果』そのものが自分を支え、励ましてくれる。生み出したものの結果によって確かに変化が起き、喜んでくれる人がいることが一番の報酬になる」と書いています。

プロフェッショナルなコンサルタントとしては、まさにこのような心構えが必要です。

★関連記事
基礎トレーニングを疎かにしない