前回の記事で論点を考える重要性を書きましたが、難しいのは、「自分の言いたいこと」ではなく「相手の知りたいこと」を論点にしなければならないということです。

よく陥ってしまう過ちは、自分で何か調べてわかったときに、その「自分がわかったこと」を伝えようとしてしまうことです。

しかし、これはコンサルに限らず一般企業で資料を作成する場合も同じですが、重要なのは「相手が何を知りたいか」です。例えば、稟議書等で上司や役員の決済を仰ぐとき、そこに書かれるべきことは、相手が判断を下すうえで必要な情報であって、自分がそこで何を伝えたいかではないのです。

相手の聞きたいことと自分の言いたいことが一致すればいいのですが、だいたいの場合はそうはならず、相手に説明した時に、「よくわからない資料だなあ」とか「で何が言いたいの?(言いたいことを書いているにも関わらず)」という反応が返ってくることになってしまいます。

コンサルの場合は、クライアントが知りたい答えが論点となるのですが、論点を特定していくのは、シニアなコンサルタントも日々悩む、非常に難しいことです。

正しい論点を設定し、その論点を意識して自分のワークを進め、論点に答えるアウトプットを出すという、この一連のことを日々繰り返すことしか、自分のスキルを高めていく方法はなさそうだと最近感じています。

プロフェッショナルな世界は概ねそうだと思うのですが、何か明文化されたノウハウがあるわけではなく、先生や師匠につきながら、その技を盗み取っていって、自分のものにしていかねばなりません。

入社してちょうど7ヶ月が過ぎましたが、少し新たなステージの挑戦が始まった感じがしています。

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やっぱり論点を考えることは大事