前回の記事で、ロジックに基づいてストーリーを展開する力について書きましたが、ロジカルに考えたときにどうも腑に落ちないのが、電力不足に対する節電対策です。
誤解があってはいけないので先に書きますが、節電が不要であると言う意図は全くありません。逆に、夏場にかけて電力需要が供給を上回ることがほぼ確実な状況であり、社会全体として節電に取り組む必要があると思っています。
一方で、電力というのは社会インフラであるがゆえに、節電が経済活動を停滞させたり、時には生命を危険にさらすリスクもはらんでいます。
つまり、節電対策を考える際には、それ行うことによるメリット(節電効果)と、デメリット(経済停滞リスクや社会へのリスク)の両方を考えて、どの対策を優先的に取り組むべきかを判断しなければなりません。
別の言い方をすれば、横軸に節電効果をとり、縦軸に経済活動や社会活動への影響をとって4象限のマトリックスを書き、考えられる対策をプロットして、メリットが大きくデメリットの少ない対策から優先的に行うのが良いということです。
こう書くと簡単なようなのですが、では、横軸(メリット)と縦軸(デメリット)は、それぞれどのように評価すればいいでしょうか?
横軸のメリットを考える際には、ある施策が全体の電力需要に対してどの程度のインパクトを持つものなのかを判断する必要があります。そのためには、電力需要、しかもピーク時の電力需要の内訳の全体像を把握する必要があります。
ここで「ピーク時」と書いたのは、電力が足りなくなるのは夏場のピーク時(昼間)であるからであり、平均的な電力需要ではなくて、ピーク時にどういった分野でどのくらい電力が使われているのか把握する必要があるということです。容易に想像がつくのは、夏場においては、ピーク時と平均時の電力需要の差はほとんどがエアコンによるもので、かつ商業施設やオフィスによるものの割合が高いのはないかということです。
一方の縦軸のデメリットについては定量化が難しく、定性的でやや主観的な判断になるかもしれません。例えば、病院の医療機器をストップすると、患者の生命は危険にさらされます。また、通勤の足として利用されている鉄道をストップすれば、社会全体に大きな影響を与えます。一方で、冷暖房の設定温度を1℃控えめにするというのは、少々の不快感が生じ人によっては仕事の生産性が落ちたりするかもしれませんが、それは我慢すれば済む話です。
ただし、全てのエアコンをストップして、真夏のオフィスのなかで人が熱射病で倒れたり、満員電車の中で人が倒れたりするような事態になれば、それ大きな影響となります。そういう意味では、「1℃エアコンの設定を控えめにする」というのと、「全くエアコンを使わない」というのは、全く別の施策として、別の位置にプロットされるでしょう。
このような判断のもとに、考えられる施策についてプロットをしていけば、何を優先的に実施すべきかが明確になります。
上にも書いたのですが、おそらく、社会全体を通じてエアコンの設定温度を去年よりも2~3℃控えめにすることが最も優先度の高い対策となりそうで、この夏は少し暑さを我慢するしかなさそうです。(ちなみに余談ですが、冷房を控えることで真夏のヒートアイランド現象が少しは緩和され、思ったよりも過ごし易い夏になったりしないかと、ちょっと期待しています。。。)
さて冒頭の話に戻しますが、ロジカルに考えていった場合に、今行われている節電対策について、「果たしてそれってやる意味があるの?」ということが、あまり検証されずにズルズルと行われていることも目につきます。
これについては、次回の記事で書きます。
誤解があってはいけないので先に書きますが、節電が不要であると言う意図は全くありません。逆に、夏場にかけて電力需要が供給を上回ることがほぼ確実な状況であり、社会全体として節電に取り組む必要があると思っています。
一方で、電力というのは社会インフラであるがゆえに、節電が経済活動を停滞させたり、時には生命を危険にさらすリスクもはらんでいます。
つまり、節電対策を考える際には、それ行うことによるメリット(節電効果)と、デメリット(経済停滞リスクや社会へのリスク)の両方を考えて、どの対策を優先的に取り組むべきかを判断しなければなりません。
別の言い方をすれば、横軸に節電効果をとり、縦軸に経済活動や社会活動への影響をとって4象限のマトリックスを書き、考えられる対策をプロットして、メリットが大きくデメリットの少ない対策から優先的に行うのが良いということです。
こう書くと簡単なようなのですが、では、横軸(メリット)と縦軸(デメリット)は、それぞれどのように評価すればいいでしょうか?
横軸のメリットを考える際には、ある施策が全体の電力需要に対してどの程度のインパクトを持つものなのかを判断する必要があります。そのためには、電力需要、しかもピーク時の電力需要の内訳の全体像を把握する必要があります。
ここで「ピーク時」と書いたのは、電力が足りなくなるのは夏場のピーク時(昼間)であるからであり、平均的な電力需要ではなくて、ピーク時にどういった分野でどのくらい電力が使われているのか把握する必要があるということです。容易に想像がつくのは、夏場においては、ピーク時と平均時の電力需要の差はほとんどがエアコンによるもので、かつ商業施設やオフィスによるものの割合が高いのはないかということです。
一方の縦軸のデメリットについては定量化が難しく、定性的でやや主観的な判断になるかもしれません。例えば、病院の医療機器をストップすると、患者の生命は危険にさらされます。また、通勤の足として利用されている鉄道をストップすれば、社会全体に大きな影響を与えます。一方で、冷暖房の設定温度を1℃控えめにするというのは、少々の不快感が生じ人によっては仕事の生産性が落ちたりするかもしれませんが、それは我慢すれば済む話です。
ただし、全てのエアコンをストップして、真夏のオフィスのなかで人が熱射病で倒れたり、満員電車の中で人が倒れたりするような事態になれば、それ大きな影響となります。そういう意味では、「1℃エアコンの設定を控えめにする」というのと、「全くエアコンを使わない」というのは、全く別の施策として、別の位置にプロットされるでしょう。
このような判断のもとに、考えられる施策についてプロットをしていけば、何を優先的に実施すべきかが明確になります。
上にも書いたのですが、おそらく、社会全体を通じてエアコンの設定温度を去年よりも2~3℃控えめにすることが最も優先度の高い対策となりそうで、この夏は少し暑さを我慢するしかなさそうです。(ちなみに余談ですが、冷房を控えることで真夏のヒートアイランド現象が少しは緩和され、思ったよりも過ごし易い夏になったりしないかと、ちょっと期待しています。。。)
さて冒頭の話に戻しますが、ロジカルに考えていった場合に、今行われている節電対策について、「果たしてそれってやる意味があるの?」ということが、あまり検証されずにズルズルと行われていることも目につきます。
これについては、次回の記事で書きます。