前回の記事では、プレゼン資料における個々のスライドを書くことは、パターン認識が必要という点で日本語を外国語に翻訳することに似ていることを書きました。
一方で、全体のプレゼン資料を作り上げていくためには、一枚一枚のスライドを書くことよりも、プレゼン全体のキーメッセージを決め、それに応じてスライドの構成とそれぞれのスライドの言いたいことを決めることが、より重要になってきます。
この点においては、英語の文章を書く時の考え方と同じことを、適応することができます。
英語の文章はロジックや構造を重視しますので、(日本語で書くときも本質的には同じだと思うのですが・・・)、まず文章全体でのキーメッセージを決め、それに基づきパラグラフの構成を考え、それぞれのパラグラフのキーメッセージを決めます。
さらにパラグラフの書き方も決まっていて、たとえば第1文はトピックセンテンスと呼ばれていて、そのパラグラフのトピックや要約を示し、それ以下の文で、トピックセンテンスを支持するための理由や具体例が書かれます。
つまり、構造的に書かれた良い文章は、各パラグラフのトピックセンテンスを読むだけで、その文章のいいたいことをつかむことができるわけです。
これは、まさにプレゼン資料作りでも同じことが言えて、プレゼンの肝となるいくつかのキースライドを見れば、そのプレゼンの言いたいことが伝わるようになっていなければなりません。
そういう意味で、ロジカルな構造をもつ文章を書けるようになることが、まとまりのあるプレゼン資料を作るためには必要です。
ところで、その能力を鍛えるためのおすすめの1冊があります。
書店にも平積みされているのでご存知の方も多いかもしれませんが、バーバラ・ミントという元マッキンゼーのコンサルタントが書いた、「考える技術・各技術」という本です。
これはコンサルタントのバイブルとも言える本で、同じファームのコンサルタントの人にも、これは何回も読んで身に着けておけといわれている本です。
英文の日本語訳ということで少々不自然な日本語になっており、少々読みづらいかもしれませんが、コンサルタントに限らず、報告書や提案書を書く機会のある人にとっても役に立つ本ですので、一度読んでみてはいかがでしょうか?
★参考記事
★参考書籍
