2つ前の記事で、ビジネスパーソンにとって仕事を進めていく上で「心・技・体・智」の4つの要素のバランスをとることが大事であり、またチームとして考えた時にも、それぞれのメンバーがこの4つの要素を補完しあえる関係にあることが大事だと書きました。


一方、プロジェクトなどで社内のメンバーだけではこの4つの要素を補完しきれない場合は、コンサルなど外部リソースを活用することが行われますが、その際にも、相互の補完関係を意識して進める必要があります。


外部のコンサルを起用するとき、そこに期待するのは、主に「技:ロジック(考えの明晰さ)」の部分となります。問題の深堀りと課題(論点)の整理や、課題解決にむけたアプローチについて、社内の人間だけでは考えつかないことをゼロベースの斬新な発想で社内に持ち込んでくれたりします。


一方で、「智:センス(組織力学の配慮)」は、外部の人間はなかなかわかりませんので、そういったところは事務局(経営企画であることが多いと思います)が担当して、外部のコンサルをサポートしなければなりません。


もう一つは「心:マインド(誠実さ、意思))」で、事務局を始め社内のメンバーが自分のこととして本気になってそのプロジェクトに参加しなければ、成果を残すことができません。


私も、これまで経営企画の仕事をするなかで、二度ほど外部のコンサルの方と仕事をする機会がありました。


1つめは、営業強化のために外部のコンサルを使うことを自ら企画し、事務局としてプロジェクトに参加したもの、もう1つは、グループ会社全体の中長期ビジョン策定プロジェクトにおいて、メンバーの1人として参加したものです。


いずれも半年以上にわたるプロジェクトだったのですが、そこで感じたことは、プロジェクトをスムーズに進めるためには、事務局自身が「自分のこと」として事務局がプロジェクトに積極的に関与してプロジェクトの進め方のイメージをしっかり持ち、そのプロセスや結果について、社内調整をしっかりと行う必要があるということです。


外部のコンサルを使ったプロジェクトでうまくいかないパターンとしては、事務局があまり積極的でなく、プロジェクト運営を外部コンサルに「丸投げ」してしまい、結果として議論が発散して落とし所が見えなくなる、そして誰も実際に実行できない(しようと思わない)プランが出来上がる、というようなことではないかと思っています。


11月から、今度はコンサルの立場で仕事をすることになるわけですが、上記のようなことを念頭において取り組みたいと思っています。


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