仕事がら出張が多くホテルを利用することが多いのですが、ここ数年、「エコ」という名のもとに、連泊の際にはシートの交換をしないとか、アメニティグッズをおかない、というところが多くなりました。
もちろん、連泊で1日くらいシーツの交換が無くても問題はないですし、また、使わないアメニティグッズは無くても困りません。また、そのようにすればコストも下がりますので、その分宿泊料金を下げてもらったほうがいいと思いますし、なによりそれで無駄な水を使わない、水を汚さない、ごみを増やさないというエコにつながるのであれば、そのこと自体に異論はありません。
ただ、少し気になるのは、サービス低下を利用者に押し付けるものを、何でもかんでも「エコ」と謳っているものがある気がしています。「エコ」といえば、何でも免罪符になるような感じです。うがった見方をすれば、単にコストダウンを図るためのサービスの低下を「エコ」といって利用者に押し付けているようにも思えます。
特に、ある部分で「エコ」と謳いながら、全く別のところでエコでない状態になっていると、全体としてのポリシーが感じられず、上記のような思いになります。たとえば、ホテルでアメニティグッズを削減しているにもかかわず、冷暖房はガンガンにかかっていて温度調整もできない、またスーパーでレジ袋を有料にしているにもかかわらず、雨の日のビニールの傘袋が入り口で積みあがっているなどです。
一方で、サービスの低下を伴わずに、エコを実現しているものもたくさんあります。たとえば、ミネラルウォーターの「い・ろ・は・す」は、ペットボトルの原料に植物由来の素材を使用して石油の使用量を減らし、かつボトルを薄肉化しながらも形状の工夫で耐久性は維持するなど、いくつかの技術革新を伴っています。また、キャップなども軽量化して、ごみ発生量の削減などのエコを実現しているわけですが、一方でサービスの本質である「水」についてはその品質にこだわり、また内容量も通常の500mlではなく520mlに増量して、エコとサービスの両立を成し遂げています。(ちょっと持ち上げすぎかもしれませんが、本当によくできた商品だと思います)
単なるサービスダウンであっても、それが「エコ」のためといわれ、実際それで環境への負荷低減ができるとなれば、表立ってクレームもつけにくくなります。ただ、サービスを提供する側の人は、ひとつ知恵を絞って、エコとサービスの両立を図るようなアイデアをぜひ出してほしいものです。