前回の記事では高校での話を書きました(→こちら )が、今回は大学での話です。


以前の京都に関する記事でもチラッとかきました(→こちら )が、大学でも合唱団に入っていました。1学年に15~30人のメンバーがおり、大学院生も研究の合間をみて活動に参加していましたから、総勢80~100人のメンバーで活動していました。


大学の合唱団では取り組む作品の幅がぐっと広がり、三善晃、武満徹、荻久保和明、木下牧子、高嶋みどりなどの日本人作曲家の作品や、バッハ、ヘンデル、モーツァルト、ハイドン、ブルックナー、ブラームス、プーランクといった作曲家の作品にも取り組みました。さらに、冬の定期演奏会では常任指揮者の先生のもと、ミサ曲をオーケストラをつけて行うなど、それなりに本格的な活動を行っていました。


また、大学生なりに(いや、大学生だからこそ・・)音楽に対して真面目に向き合っているメンバーが多くいました。「Singen(邦訳:うたうこと)」などの声楽の解説書を読んで独学で勉強したり、ヴォイストレーナーに来ていただいていたプロの先生の指導を受けたりして、ほとんど音大生並みと思えるレベルまで上達する人も何人かいました。


ただし、そうはいっても基本は「大学のサークル」ですので、演奏会に向けた練習だけでなく、練習後に飲み会に行ったり、練習がなくても部室(「BOX」と言っていました)に集まって夜が更けるまでいろいろ音楽談義をしたり、私にとってはこの合唱団での活動は、大学生活そのものでした。


そのなかで私にとって非常に貴重な経験だったのは、3回生の時の1年間、指揮者を経験し、夏と冬の2回の演奏会で演奏を行ったことです。日本語の美しさを音楽で表現する難しさ、演奏会に向けて音楽を作り上げていく喜び、また大人数の合唱団をひとつにまとめていく難しさなどを経験することができました。


指揮者をやって感じたことについては、次回の記事で書くようにします。