この4月に社会人になった新入社員も、研修などを終えて職場に配属され、そろそろ会社の雰囲気に慣れてきたころでしょうか。ゴールデンウィークがあけると昔は「五月病」が問題になったりしましたが、最近はどうなんでしょうか?

新入社員のころは、学生時代とのギャップも大きく戸惑うものですが、だからこそなおさら、この時期に会社生活を送るうえで基礎的なことをしっかり叩き込んでおく必要があると思っています。

私の場合、大学を卒業して入社した会社は「安全」に対して非常にうるさい(いい意味で)会社で、「指差呼称(しさこしょう・ゆびさしこしょう)」や「KYT(空気読むではなくて、危険予知トレーニング)」、「5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)」など、製造業としての基礎を叩き込まれました。大学卒業したての私にとっては意味不明の儀式でしたが、今となってはそれなりの意味を持っていたのだなあと思っています。

たとえば指差呼称は、目で見て、声を出して、指差して「○○、ヨシ!」と確認するわけですが、そのことで意識の覚醒レベルを上げて、うっかりミスを未然に防ぐというという効果があります。もともと鉄道で取り入れられた手法のようですが、今でも鉄道の運転士(特に新人)は「信号、ヨーシ!」などと言って励行しています。この効果は自分でも実感していて、たとえば家の戸締りをしたときに、「戸締りヨシ!」とやれば、後で「あれ、鍵閉めたかな?」と思ったときでも、確実に「大丈夫」と思い返すことができます。

一度身に着けた習慣はなかなか消えないので、いまでも、高速道路で行き先案内の看板を確認するときや、コンロのガスが消えているか確認するときなど、ほぼ無意識に手が動いて「ヨシ!」と小声で言ってしまいます。

それでも財布をなくしてしまうのですが・・・(⇒その記事はこちら)。そうやってうっかりミスをするから、なおさら指差呼称のような意識的な行動が大事なんでしょうね。

ちなみに、財布は無事に警察に届けられ、手元に戻ってきました。感謝感謝です。