経営企画の役目について、これまで3回にわたって書いてきましたが、今回が最後です。3つ目に挙げた、組織の間を埋める役目について書きます。

会社においては、特殊な業態を除いて、必ず組織が存在します。そして、それぞれの組織には、業務分掌というものがあって、どういう業務を担当するかが決まっています。

しかし、考えられる全ての業務について分掌が規定されているわけではないことや、規定されている業務についても曖昧な表現になっていたりすることもあり、必ず、組織の間に落ちてしまう業務やどの組織で行うのか判断のつかないグレーな業務(たらい回しにされる業務)が発生します。

また、組織が分かれる事で、その組織間でのコミュニケーションが分断されがちになります。昨日まで同じ組織であっても、組織変更で二つの部署に分かれると、途端に溝が出来てしまうなんてこともよくあります。

組織が分かれるという事は、その境目にインターフェースが出来るという事であり、そのコミュニケーションのルールを決めておかないと、必要な事が組織を超えて伝わらないという事態になります。

このような状況になった時、組織の間に落ちてしまった業務を適正な部署に振り分けたり、部署間のコミュニケーションが悪くて滞ってしまっている案件について関係部門間の調整を行って、前に進むようにしてあげる事が必要となり、それが経営企画の役目になります。

この役目は,組織が自律活性化していれば本来必要のない役目なのですが、残念ながらそのようにはならず、逆に最も重要な役目になっている様に感じています。