【こころ・声・ことば塾】を主宰する
おしゃべりのプロフェッショナル
中村ちあきです
今朝、おさんぽから帰ってきたら
マンションのロビーフロアで中学生の女の子が
ゴミを散乱させてボーゼンとしていた
ゴミといっても古い教科書やプリント
絵の具に古いパレットなど
学校生活で不要になったものだろう
薄っぺらいビニール袋に
ごちゃ混ぜに掘り込んだのが
やぶれちゃったんだねーーー
エレベーターからごみの道ができてる
「あらあら、破れたの？」
女の子は黙ってうなずく
必死になってゴミをかき集めても
手からボロボロとこぼれる
「ビニール袋とってきてあげるから
まずは散乱してるものを集めときなさい」
と声をかけて速攻、エレベーターに乗って
うちにビニール袋を取りに行く
ちょうどお掃除のおじさんとバッタリ会った！
この人はいつも散歩に出掛けるわたしに
「いってらっしゃい」と声をかけてくれる
優しく誠実な感じの人
実はこの方の後にオバサンが１か月ほど
マンションの掃除に来ていた
オバサンは愛想が悪く掃除をしているのに
なんとなくいつも汚れている感じがした
そして、たった１か月で辞めてしまった
その後、おじさんがまた戻ってきた
それ以来マンションは
元通り清々しい空気になった
不思議なもんだな
お掃除ってする人の人柄が出るんだな・・・
と思っていた矢先の出来事・・・
話しを「ゴミの女の子」に戻します
お掃除のおじさんに状況を説明したら
一緒に降りてきてくれた
わたしは女の子にビニール袋を差し出し
一緒にゴミを集める
ふと時計を見たら８時０５分
「学校間に合うの？」
その子はうなずいた
まー、本人の失敗だからね
最後まで自分で片付けるべき
と思っていたら
「奥さん、すみません
ありがとうございます
あとは私がしますから！」
と掃除のおじさんが言った
そして、その女の子にも優しく
「後はやっとくからもういいよ」
と声をかけた途端
その女の子は何も言わず
カバンを掴んで行ってしまった
正直、後味が悪かった
なんだろう・・・
このモヤモヤする感じは
あの子は恥ずかしかったのかもしれない
逃げ出したい気持ちだったのかもしれない
でも黙って行くか？？？
すると、おじさんが
「奥さん、ホントにすみません
後はわたしがしますから
ありがとうございました」
また言われたので家に帰った
別に「ありがとう」を言ってもらうために
手助けしたわけじゃない
でも、おじさんから
「ありがとうございます」「スミマセン」
と言われるのは心苦しく感じた
おじさんは掃除が仕事だけど
やはり、その女の子が自分の失敗の尻拭いを
最後までやるべきだとわたしは思った
ただ、これはわたしの考え
これが「正解」ってわけじゃない
世の中の正解、不正解は
結局、その人の価値観によるんだと
身にしみて感じることが続く
今日この頃・・・・
その価値観が自分本位になっていないか？
保身に走っていないか？
そこに「愛」はないんか？？？
わたしの価値観は
「保身」ではなく「愛」を基準に
考えたいと思うのです
ちょっと、ひとりごと
今日も最後まで読んで下さって
ありがとうございます！
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おしゃべりのプロフェッショナル
中村ちあきでした