こんばんは
おしゃべりのプロフェッショナル
中村ちあきです
これまで２５００組以上の
披露宴司会を担当しました
中には大切なご家族が
他界されている・・・
そんな新郎新婦もいらっしゃいます
でもね
結婚式というのは
あの世もこの世も関係なく
大切な家族のためには
皆さまの想いが会場に
集まってくる特別な日・・・
と毎回思うのです
もうずいぶん昔に担当した披露宴
花嫁さんのお色直しには
仲良しの叔母さまと一緒に
退場される予定・・・が
ご案内したタイミングで叔母さま
お手洗いに行ってしまわれました
（「行かないで～」 ちあきのココロの声）
さー、このタイミングで
場の空気をつなぐのが司会の役割
本当にキレイな花嫁さんで
まずは美しいウェディングドレス姿は
見納めですよとゲストに
お写真撮影を催促しつつ
ふと花嫁さんの姿を拝見すると
胸元のパールがひときわ輝き
彼女の美しいお顔に
とてもよく似合っていらしたの
「〇〇さん
そのパールのネックレス
本当によくお似合いですね！
キラキラ輝いて見えますよ」
と声をかけたら
彼女は一瞬、目を見開き
みるみるうちに涙目になり
「これは母の形見なんです」
と一言
お母さまは彼女が
まだ中学生の時に
天国に旅立ったれました
彼女のネックレスは
お母さまがお父さまとの結婚式で
身に付けられたもの
ネックレスを付けることで
お母さまを間近に
感じたかったそうです
その時に感じたの・・・
あ、〇〇さんのお母さまが
このシーンを演出されたなって
「ママはそばにいるよ
貴女の晴れ姿を見守っているよ」
そんな風におっしゃっているって
だから、そのまま
マイクを通して言葉にしました
すると会場には温かく
そして感動的な感情に包まれました
今日も天国にいらっしゃる
新郎のお母さまから
不思議なタイミングで
新婦ちゃんがお嫁さんになってくれて
すごく嬉しいというサインが届きました
わたしの役割は
色々な方々の思いを
ことばにして伝えること
それが天国からの思いでも・・・
そのサインを
いつもキャッチできる感性で
いたいと思っています
しあわせなお仕事です
ブライダル司会者って・・・
