9月になってしまいました。
今年の夏は、母の介護の為に神戸の実家と大阪の自宅を行ったり来たりの日々。
月の半分は実家で過ごしましたが、こんなに頻繁に実家に帰ったのは
親元を離れて以来、初めての事かもしれません。
そんなバタバタの8月のある日
溜まったデスクワークを片付けるために大阪に戻ったら事務所からグットタイミングの電話。
明日、明後日のスケジュールは空いているかという問い合わせ。
なんと、明後日の披露宴、ご友人が司会をされることになっていたのが
急な体調不良の為にピンチヒッターとして司会を頼めないかという内容だった。
これもご縁と、デスクワークは置いといて、翌日打合せにホテルに出向きお二人と初顔合わせ。
その翌日が披露宴当日という慌しいスケジュールで会場に向った。
会場にはなじみのスタッフがいて心強い。
暫くすると美しく品の良いご婦人が会場に入ってこられた。
花嫁の恩師で声楽家の方がリハーサルに来られたのだ。
優しい笑顔とやわらかな言葉使い。
なんて素敵な方だろう・・・と興味津々。
リハーサルが始まると会場の空気が一転した。
会場の色が変わって見える。
温かい光に包まれているようなそんな感じ・・・
その方は、賛美歌歌手の 安田美穂子さん だった。
クリスチャンと伺って思わず
「わたしもクリスチャンなんです」とお伝えすると同じ宗派だとわかり
初対面にも係わらず、思わず 握手!!
そんな、美穂子さんは初対面の私にどえらいお題を出された。
歌われる曲は荒川静香さんがトリノオリンピックで金メダルを取ったとき
エキシビジョンで流れた「You Raise Me Up」
その和訳を、歌う前に私に朗読してほしいとおっしゃるのだ。
あの素晴らしい歌声の前に???
私がずっこけたら、美穂子さんのお歌が台無しだ
意を決して本番に挑む。
絵本の朗読会の時のように、詩の世界に身を委ね
気持ちを楽に・・・ 歌うような気持ちで ゆっくりと・・・
それはそれは素晴らしい歌詞だった。
「どうしようもないほど落ち込んでしまったとき、
困難に見舞われて心に重荷を抱えたとき
私はただここで静かに待つの
あなたが私のそばに来て静かに座ってくれるまで
あなたが励ましてくれるから
山の頂にも立てる
あなたが励ましてくれるから
荒れくるう海も渡ってゆける
私は強くなれるのよ
あなたの支えがあれば・・・・」
という意味合いの文面でした。
何とかとちらず和訳の歌詞を読み終わった後、美穂子さんの独唱が始まった。
リハーサル以上に感動した。
それは希望と癒しの歌声でした。
披露宴が無事済み、美穂子さんにお礼を申し上げると
「これもご縁だから名刺を下さい」と言ってくださり個人の名刺をお渡しした。
すると、先日 実家から帰阪するとポストの中に封筒が・・・・
それは、半月前にご縁を持った美穂子さんからのものだった。
中には達筆でびっしり4枚もの便箋に書かれたお手紙と、
今年の7月にリリースされたばかりの美穂子さんの最新CDだった。
CDから、美穂子さんの温かい歌声が流れ自宅にいながら
あの時の感動が蘇ってきた。
あの台風の日に開催されたご披露宴。
私はピンチヒッターとして務めたにも関らず、こんな素晴らしいご縁がもてた。
美穂子さんは神さまが準備していて下さったご縁と言ってくださる。
人の縁とは不思議です。
40代も今日が最終日・・・
新しく始まる明日からの日々に新たな希望が膨らむ。
感謝と希望を持って次のステージに進みたいと願っています。
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