先日、母が股関節の手術を行いました。
「おとなの絵本朗読会」を済ませるやいなや退院となり
生まれて初めて親の介護をする事になりました。
これまでラジオ番組でケアマネージャーの方にご出演頂き
介護保険のことや、様々なサービスについてお聞きし、多少なりとも知識はあったものの
いざ、現実となって目の前に起きると何が何やら訳がわからない状態。
親身になって色々と相談に乗ってくださるケアマネージャーさんのお陰で
介護用具のレンタルや手すりなどの家の改装についても業者さんを紹介頂いたり
保険の適用でどれだけ補助が出るのかなど実践の中で色々と学んでいます。
また父も82歳の高齢で物忘れがひどくなり、老老介護が難しいので
子どもたちがローテーションを組んでフォローすることになりました。
幸いにも妹は看護師で弟は福祉士という環境。
8月は比較的お仕事が暇なわたし、の3姉弟で色々と相談しながらアタフタと介護に励んでいます。
今回、姉弟3人で決めた介護のテーマは 「やさしく」
両親が平和に楽しく和やかに残りの人生を生きられるように支えよう!
介護される側は自分たちがこれまで出来ていたことができない無念さで本当に自信をなくし
申し訳ないという気持ちになったり苛立ちを感じ、驚くような暴言を吐いたりする。
だから、その事を理解した上で親と向き合おう。
暴言を吐くのも本音ではなく病気が言わせる言葉。
それは本心ではないんだと知っておこう。
どんな状況でも「思い遣り」と「やさしさ」を持って向き合おう。
介護する側も人間です。
忙しすぎて心に余裕がなくなり心がギザギザになってしまう。
実は、退院の日、それまでの多忙な日々の疲れが溜まっているところに
退院と介護のスタートでへとへと、ふらふらだった私は、父の地雷を踏んでしまった・・・
「物忘れ、ひどすぎない? 一度一緒に病院に行こうよ」
これは父のプライドをズタズタに引き裂いた瞬間でした。
本人が一番恐怖な問題なのにね・・・
それを娘の私が言葉にしてしまった。
その日の夜は嵐でした。
これは介護初日早々の大失敗その1でした。
こちらの気持ちではなく相手の気持ちを深く思いやることの重要性。
言葉掛けひとつひとつも気配りが必要であることを学びました。
だからといって、神経ぴりぴりする必要はないのです。
こちらがいつも「まーるいこころ」で「やさしく」を忘れず向き合えば
自然と言葉掛けひとつひとつも優しくなるし良いお声も出せる。
そしたら自分も穏やかで幸せな満たされた時間を過ごしていることに気づきます。
「やさしく」を実行していたら、介護される側もする側も心穏やかで平和。
和やかな空気がいつも広がっていて平和
翌日から父が本当に変わりました。
私が何でも父に相談し、頼るようになったら 背筋がすっと伸びて堂々として
いつも通り冗談が連発!!
そして物忘れがあったとき本人の口から「認知症かもしれんな・・・」という言葉が。
でも「そりゃ、82歳にもなったら 物忘れも激しくなるよ」と返答。
それだけでも優しい空気になるんですよね。
弟が言っていました。
「介護は他人の世話をするのと実の親の介護をするのでは全く異質のものになる」と・・・
親子だとどうしても甘えや私情が入りやすいのですね。
だからこそ大変なのだと。
親の介護、スタートしたばかり
失敗を繰り返しながら・・・
という訳でブログ更新、メールのお返事等遅れがちになります。
すみませんが、ご了承下さいませ・・・
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