「ことば」が培う品位 | おしゃべりのプロフェッショナル中村ちあきの “ごきげんさんな毎日を”

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"可能性は無限大" 無理と自分にブレーキを掛けたらそこで不可能に。だけど「やってみよう」と挑戦して「できた」が生まれたら人生に喜びが生まれる。"可能性"を信じることは自分を信じるということ!限りある人生"自信"を持って生きると喜びが豊かになるよ♡ Byちあき

今朝、NHK再放送「家族に乾杯」を見ていたら嵐の桜井翔くんが

以前行きそびれたお蕎麦屋さんを偶然たずねるシーンに嬉しくなった。


4年前に映画「神様のカルテ」撮影中 その店を訪ねた時には

まだ営業時間前だった為に店主さんは桜井君であったにも拘らず「ごめんなさい」と断ったそう。


その後、地域の方たちからもブーイングの嵐だったそうで、店主さんはあれ以来

ずっと心を痛めていたとか・・・


しかし鶴瓶さんと共に翔君は不思議なルートでまたそのお蕎麦屋さんを訪ねることに・・・


出迎えてくれた若旦那は見るからに人柄の良さそうな青年。

そのご両親も大歓迎で二人を招き入れてくれるんだけど、私が一番感銘を受けたのは

その、ご家族の言葉遣いの美しさ・・・

若旦那が4代目という老舗の和菓子屋さんで4代目が自ら修行しお蕎麦も始めたという

ユニークなスタイルのお店だけど100年続く歴史を感じさせる風格と

お客さまをおもてなしする自然な対応と美しい敬語はテレビを見ている私まで

嬉しくなってしまった。


印象に残ったのは、電話で知らせを受け駆けつけた娘さんの

「お二人が見えてると電話をもらって・・・・
4年前、桜井さんがせっかく来てくださったのにお断りして、こんな機会はもう二度とないと言ったら

父がきっとまた来て頂ける時がくる、と言ったんです。本当にその通りになったと・・・」


「4年前、来て頂いた時はお急ぎだったのでお待たせしてはいけないと思ったのと

慌てて作って満足のいかないものをお出しするのは失礼かと思いスイマセンと

言ったほうが失礼じゃないと思った」

という、息子さんの言葉。


美しい言葉遣いはもちろんのこと、そこには人を敬い大切にする心を感じた。



そう言えば、昨日担当したご披露宴には天使のように可愛らしいお客さまがお見えでした。

新郎の従姉さんのお嬢ちゃま。3歳児のHちゃん。

仕立ての良いワンピース姿。ふんわりとカールをした髪には

片方の耳の上だけに小さく可愛らしいお花の髪飾りをちょこんとつけて、

ちょこまかちょこまかと広い会場を楽しげにおさんぽする姿は

思わず微笑まずにはいられないほど蝶々


ママにインタビューに伺ったときにはマイクが珍しいのか、

私が持つマイクのコードを思いっきり下から引っ張っていて負けそうになりながら

このインタビューには変な間は入れたくなかったので、お嬢ちゃまと綱引き状態・・・

そして、ママのインタビューが済んだ後、可愛いお客さまにもマイクを向けたら

凛とした声で「おめでとう!」とコメント。

会場からは温かい笑い声と大きな拍手が響きました。


披露宴が済んだ後、Hちゃんに

「今日は上手にお答え下さってありがとう」と声をかけると、にっこりスマイル好

突然、私のブレスレットを指差して

「キレイね。ピンク大好き。」と嬉しそう。

「ありがとう。Hちゃんのお洋服もとっても素敵ね。どなたがお選びになったの?」

という私の質問。ふと、心の中で3歳児には難しい言葉だったかな?と思ったら

「ママ!」と即答。

「それから、このお花はおばあちゃまがつけて下さったの」

と、髪飾りを指差す。


その言葉に心が躍ったハートおんぷ

まだ言葉を話し出して1,2年しか経っていない女の子がこんな美しい言葉を普通に口にする。

確かに、セレブなご家庭だけど言葉遣いに貧富の差は関係ない。

誰だって美しい言葉を使うことができる。


考えてみたら、けっして裕福な家庭ではないけれど私の親もきれいな言葉を使う。

クリスチャンホームに育ち、日曜日には礼拝に出席し、そこで交わる人々も

キレイな言葉を使う人が多かったし一番大好きだった女性伝道師の先生の言葉遣いが

今の私を作ったといっても過言ではない。

私が生まれたときからとても可愛がって下さった彼女とは今だお付き合いが続いており

昨年の夏に久々にお会いした際、私の言葉の原点はこの人だと改めて思った。


芸能界では黒柳徹子さんを私はひそかに言葉使いの師匠と尊敬し参考にしている。

マツコさんも好きだし、美輪明宏さんも素晴らしい。
現在放送中の朝の連続テレビ小説「花子とアン」のナレーションは、

「ごきげんよう」という言葉を自然に語れるということで美輪さんが抜擢されたそう。


言葉遣いは文化や品格に繋がると私は思う。

「ことば」を生業としているからこそ、美しい日本語、敬語を見直せる

そんな関りを大切にしてゆきたいと思う今日この頃・・・



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