愛知県をめぐるシリーズも、佳境を迎えつつあります。
長く長くいた東三河を後にして、一気に西三河へ。
今回は、岡崎市にある岡崎郵便局へと向かいます。
愛知県のほぼ中央部に位置する岡崎市は、人口およそ38万人。
徳川家康の生誕地として有名で、江戸時代から城下町、そして東海道の宿場町として栄えています。
隣接する豊田市とよく比較されますが、歴史的には西三河の中心は岡崎市でしょう。
そんな岡崎市といえば、八丁味噌。
こちらは14世紀からつくられ、現在も天然醸造という伝統を守っています。

風景印には、岡崎城が描かれています。
1452年とも1455年とも説はありますが、室町時代に建てられたこの城。
1531年に徳川家康の祖父(松平清康)が城主となり、1542年にはこの地で家康が誕生しました。
今川家の支城となった時もありましたが、桶狭間の戦いで今川義元が敗北した後、家康・信康親子が城主を務めました。
江戸時代には岡崎藩の藩庁が置かれ、本多彦次郎家、水野家、松井松平家と統治が続いた後、本多平八郎家が統治していました。
明治時代になると、廃藩置県によって岡崎藩が廃止され、さらには廃城令によって建物が撤去されました。
現在の天守は1959年に再建され、桜の季節になると、隣接する岡崎公園と共に桜の名所として多くの人でにぎわいます。
岡崎郵便局
〒444-8799
愛知県岡崎市戸崎町原山4-5
アクセス:JR岡崎駅から徒歩20分