さて、「京都の観光名所を3つ挙げよ」と言われて、まず挙がると思うのが、洛東の清水寺 でしょう。
京都に初めて行った、小学校の修学旅行のときも、その後にか象といった2回の旅行でも、ここは毎回行きました。
当然、今回も訪れることにしました。
ホテルから再び京都駅に行き、そこからバスに乗って清水寺に行くことにしました。
ところが、駅のターミナルでカーブを曲がった際にバランスを崩してしまい(ちゃんと支柱は握っていました)、誤って降りることを知らせるボタンを押してしまいました。
他に降りる人もおらず、やってしまったと思っていましたが、その停留所で多くの人が乗ってきたので、そんなに迷惑はかかりませんでした。
清水寺の最寄りのバス停・東山五条 で降りると、そこからは7年前(5年前は、三年坂から行った)と同じく、五条坂を歩いていきました。
ここは以前とはほとんど変わらず、お土産屋が何十軒も建ち並んでいました。
が、そんな雰囲気をぶち壊すようなお店が1軒。
阪神タイガースショップ (京都店)でした。
まさか京都の、それも清水寺への参道にあるとは、やられたとしか表現できません。
しかも、おなじみの白・黒・黄色の縦縞と、これまたおなじみのロゴがしっかりとありました。
古い町並みを台無しにするような店は、やめたほうが良いのではないでしょうか。
せめて、駅前に、つくるべきだと思いました。
タイガースショップを過ぎたあたりからは、二股になっている右側(地図で見れば南側)を行きました。
が、7年前とは少し異なった景観が見られ、修学旅行のときとは完全に違った景色が見られました。
どうやら予定していた道(清水坂)ではなく、茶わん坂という新しい道に入っていったようです。
これには少し混乱していましたが、そのまま歩き、何とか清水寺に着きました。
清水寺に着くと、お土産としてお守りを買いながら本堂で参拝をして、清水の舞台へ進みました。
平日の夕方とはいえ、清水寺はやはり人気のある場所で、多くの観光客がいました。
舞台からは、京都の町がきれいに見えました。
舞台を降りてからは、今まで行ったことのなかった地主神社 へ行きました。
今までの旅行のときには行くことができなかっただけに、今回が初めての参拝です。
みんなとは行けないところにも行ける、こういうのも、一人旅のいいところです。
この神社と言えば、境内の真ん中に設置された、小さな2つの岩です。
この岩を、目をつぶりながら歩くことができれば、恋が叶うという言い伝えがあるそうです。
実際に自分もやってみたところ、うまくいきました。
地主神社のあとは、清水寺のもう1つの名所・音羽の滝に行きました。
3つの滝では、自分はいつも真ん中を選んでいて、今回も真ん中を選びました。
3つとも飲みたいのが本音ですが、どうもそれでは効果がないらしいです。
やっぱり、欲張ってはいけない、と言うことなのでしょうか。
その後は清水坂を歩いて、清水寺を後にしました。
9年前の修学旅行で訪れた店にも入っただけに、何故か懐かしく感じました。
東山五条のバス停に戻ると、今度は八坂神社 に行くために、祗園 へ行きました。
金閣寺や清水寺に行くことが多いだけに、修学旅行や家族での旅行では、八坂神社を割愛せざるを得なくなるので、自分は初めて参拝することになりました。
八坂神社と言えば、四条通と東大路通の交差点に面した、おなじみの楼門が思い浮かびますが、この日は生憎修理中でした。
しかし、京都の町は、そんな時も人々を残念がらせることはありません。
境内に入れば、正面奥にあった梅がとてもきれいに咲いていました。
ここでも、花は季節を感じさせるものだと思いました。
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