士元(当時15歳)・ひいじい様、確かに彼の才能はわかりますが…
統・ゴッドハンドは軍師がおらねば力を発揮できん。
リバイア…
統・二代目リバイアとして、ゴッドハンドとともに戦う意志はあるか?
リバイア・僕には無理です。
統・90年の間、何万もの才能を見てきたが、君だけだ。父を継ぐどころか凌ぐ才能を持つのは。
リバイア…
統・右手を出せ。
リバイア・はい。
士元・それは!
統・もう私の命も残り少ない、弱った君なら丁度良かろう。
リバイア・刻印の同化ですか。
統・そうだ、Gフォース同士が生命と意志を合わせれば、刻印に意志を宿らせることができる。知っておろう。
リバイア・僕がGフォース?
統・そうだ、光の女神から祝福を受けただろう。
士元・あのおばあさんがイーサン様だ。君はひいじい様と同じ光のGフォースだよ。
リバイア・ご期待に添えるかな…
統・私をただ老衰で死なせる気か。
リバイア・いえ、統軍師ほどの御方が僕になんてもったいなくて。
統・遠慮はいらん、それに同化しても楽にはならんぞ。本当に必要なときにしか、私は君を助けない。
士元・リバイアさん、ひいじい様の最期の頼みだ。受けてくれ。
リバイア・はい、お願いします。
統・士元、わかっておるな。
士元・はい。凡才を振り絞ることを誓います。
ふぃん…
リバイア…同化…したのですよね。
士元・ああ。ゴッドハンドの軍師として戦う意志を練り上げれば、力を貸してくれるだろう。
リバイア・本当に僕にそんな大役ができるのでしょうか?
士元・君ができなければ、誰もできない。
イーサン・そうですか、統くんが…
士元・ええ、リバイアさんに全てを託しました。
イーサン・そうね、あなたならリバイアさんの後を継げると思います。
リバイア…
イーサン・統くんは厳しい人だから、簡単にあなたを助けないでしょう。
士元・そうですね。
イーサン・ゴッドハンドの軍師として戦うのが彼の望みでした。でも力が及ばなかった。何十年もの修練を積んでも、お父さんのようになれなかった。そこで賢明な彼は気づきました。己の使命に。
士元・ひいじい様は、天才軍師リバイアを継げる才能を探していたんだ、君に会うまでずっとね。
イーサン・カエサリオンの時代、諸葛亮にホウスウがいたように、二代目リバイアにもあなたたちがいるのですね。
士元・はい。凡才を絞り、リバイアさんの力となります。
ノエル・兄貴って凡才凡才いうけどさ、天才軍師じゃねえかYO!
士元・あれはリバイアさん考案「半神眼の計」だ。私の頭ではない。