相続烈風伝 並木家の栄光 鬼起こし編05 メビウスの輪 | 何か色々 憲法&民法ゴロ合わせ跡地
陽子・結局、帰って来ねぇなバカ親父に無気力オバハン…
がっこ行くか。

黒野さん、電話が壊れたのかな?
そうだ、同じがっこの奴に聴こう。

陽子・あっ、ゆり?
黒野さんて…え、ケガして休み!
骨折なんて…どこの病院だよ!?

陽子・急がないと…
??・来た、クラクション鳴らして。
(ぷーっ)
陽子・ん?
乗せてくれんのか?
ありがてぇ、六条病院まで!

言鳴・そ、そんな!
やめてくれ、犯罪の共犯はごめんだ!
??・もう遅いよ。
言鳴・ひぃぃぃっ!
??・エンジンかけっぱなし
もらっちゃお。

ぷるるるる

平助・またかよ…
取る気にならね…

(どんどんどん)

平助・何だよ…
警察官・並木さんですね?
平助・どちら様?
警察官・病照署の者です。
平助・妻のことですか?
警察官・別件です。
娘さんが事故に遭いました。
平助・え?
澄は後ろで寝ている。





警察官・並木陽子さんの
死亡が先程、確認されました。○○の○い○が運転する車に…
並木さん、並木さん!
おい、医者だ!

まりく・兄さん…
平助…
目にくまができて
まるで妹が骸骨のようだ
俺の顔も似たようなもんか…
まりく・約束
平助・ああ、映画ね。

澄は眠っている。
いっそ、目が覚めない方が…

まりく・9時から始まる。
タクシー呼んだ。
平助・ああ…

平助・澄、着いたぞ。
澄・え?あっ…魔法少女ヤンデレほふり…
平助・行こう。
澄・うん

星降・私たちには、戦う力があるんです。
どんな理不尽にも対抗できるんですよ。

平助・戦う力…

星降・魔法も手段に過ぎません、使い方次第です。

平助・魔法か…使えたらいいな。
澄・どんな?
平助・そうだな、時間を戻せる魔法がいいな。

星降・わかりました。
もう一度…

星降&澄 ○○○○○○…

映画のヒロインと
澄の声が重なった
俺の意識は
そこで終わる…
























……



























澄・パパ、終わったよ。
まりく…
澄・おばさん、パパが寝ちゃった…

ぶおっ

風が空間を吹き飛ばす
360度、上下左右
輝く星

澄・うわぁ、凄い!
まりくおばさんは魔法少女なんだ!
まりく・うん。
澄・ねえ、時間を戻せる
魔法ができないの。
教えてください。
まりく・簡単、覚悟があれば
澄・覚悟?
まりく・あなたは、記憶を持ったまま、時をさかのぼる。
澄・うん。
まりく・惨劇のショックを引き…
澄・する!覚悟する!
まりく・わかった。
今回だけ魔法を使う。
澄・ありがとう、おばさん!
まりく・一度だけ…
それから先はあなた次第
澄・ありがとうございます
お師匠さま!
まりく・師匠?
澄・はい。
まりく・わかった。
よく見て、次は自分でやる。
澄・はいっ!
まりく・○○○○○○○…

あれ…
ほふりと同じ呪文…
ありがとうございますお師匠さま。
澄は…立派な…魔法…少…女に…な…

鬼起こし編、完