仏教の言葉で、誰でも知っているものに「自業自得」という言葉があります。

日常でも、時々、使うことがあると思います。


「あー、今回のテストの結果は最悪だった…。

 お母さんに叱られちゃうよォ。

 だいたい、あんな難しい問題を出す先生がいけないんだ!」


「おいおい、だって、おまえ、ぜんぜん勉強してなかっただろ。

 自業自得だよ」


とか、


「あ!もうこんな時間じゃないかっ!

 まだ、宿題をぜんぜんやってないぞ。

 お母さん、どーして言ってくれなかったの?」


「何を言ってるの!

 宿題はしなくていいの?って何回言ったと思ってるの!

 テレビばっかり見てるからよ!

 自業自得でしょ!」


というような時に、使ったりしますよね。


最近のことでいえば、

柳田前法相が辞任したのも、

自らの発言によるもので、まさに自業自得。


「自業自得」という言葉は、実は、

私たちの幸福や不幸という運命の

原因と結果の関係を教えられた仏教の言葉なのです。


仏教では、

どんな結果にも必ず原因がある、

原因なしに起きる結果は、絶対にない、と教えられます。


仏教だけでなく、

科学や医学、政治や経済など、

さまざまな分野において、因果関係を問題にします。


しかし、仏教では特に、私たちの運命についての

原因と結果の関係を、詳しく教えられています。


皆さんは、自分の運命は何によって決まると思いますか?


努力なくして結果なし、がんばらないと結果は得られないよ、

とは言っていても、占いとか、厄年とか、神さまとか、

何か自分の運命を左右するものがあるんじゃないか、

と思う人もあるでしょう。


じゃあ、仏教を説かれたお釈迦様は、どう教えておられるのか?


自分の運命を決めるのは、自分のやった「行為」なのですよ、

と教えておられます。


この行為のことを仏教で「業(ごう)」と言います。


 善因善果

 悪因悪果

 自因自果


という仏教の教えを「因果の道理」といって、

私たちの運命の原因と結果の関係を教えられたものです。


読んで字のごとく、

善い原因は、善い結果、

悪い原因は、悪い結果を引き起こす、

自らの原因が、自らの結果を生み出す、

ということです。


ここで「結果」とは、「運命」のこと。

仏教では、運命という言葉は使いませんが、

わかりやすく説明するためにあえて用いています。


その「結果」を生み出す原因とは、「行為」である、

とお釈迦様は教えておられます。


ですから、「善因善果」とは、善い行いは、幸福という善い運命を生み出す、

「悪因悪果」とは、悪い行いは、不幸や災難という悪い運命を引き起こす、ということ。


大根の種を蒔けば、大根が出てきます。

スイカの種を蒔けば、スイカが出てくるのです。

蒔いたものと同じものしか生えてはきません。


善い行いをして、悪果が起きることもなければ、

悪い種を蒔いて、善い結果があらわれることもありません。


そして、善いのも悪いのも、自分に引き起こる運命のすべては、

自分のやった行為が生み出す、ということです。

これを「自因自果」とも言いますし、

「自業自得」とも言われるのです。

悪い場合にのみ、自業自得という言葉が使われますが、

意味から言えば、善いのも悪いのも、自業自得です。


ですから、他人の蒔いた種の結果が、自分に現れるということもないし、

自分の蒔いた種の結果が、他の人にいくということも絶対にありません。

考えてもみれば、これは当然のことです。

酒を飲めば、酔っ払うのは飲んだ本人です。

一生懸命、勉強をして成績が上がるのは、勉強をしたその人です。


世の中のすべては、「自業自得」であり、

例外はないのだよ、と仏教を説かれたお釈迦様は教えられたのです。


「蒔かぬ種は生えぬ

 蒔いた種は必ず生える」


厳粛な因果の道理ですが、

すべての人々を、本当の幸せに導くために説かれた教えなのです。


◆ ひとりごと ◆


20日(土)は、滑川市民交流プラザで

「因果の道理」をテーマに話を致しました。


運命の仕組みを、仏教はものすごく詳しく教えられています。


不条理で、不平等に思えることが多い世の中ですが、

それも釈迦は、明解に教えておられます。


2011年の手帳を以前に購入し、2010年の11月22日から

掲載されているので、ようやく今週から使えるようになりました。


それにしても、必ずと言っていいほど手帳やカレンダーには、

六曜が載ってます。

六曜とは、大安とか、仏滅といったものですが、

大安だから善い日、仏滅だから悪い日などと言うのは迷信ですよ、

とお釈迦様は教えられました。

全人類の運命が、同じ日に、みんな善くなったり、悪くなったり

するはずがありません。

財布を落とした人には悪い日ですが、それを拾った人は、

「今日は善い日だ」と思うでしょう。いったいどっちなのか?


その他、手相、人相、印相、星占い、姓名判断などなど、

これらも私たちの運命とは何の関係もない、とお釈迦様はバッサリ。

運命を与えた神の存在も、仏教では認めません。


仏教では、厄除け、商売繁盛、家内安全、合格祈願、恋愛成就、

といった祈願も、祈祷も、しないんです。


お釈迦様が、

「仏教では、そのようなことは一切しない」

と説いておられるので間違いないことなんですが、

寺院のホームページに、厄除けとか祈願とか載ってるので、

商売のようになっていて悲しい限りです。


「仏教」の看板を掲げているのですから、ちゃんと

「仏の教え」を来られた皆さんに教えないと、

「パン屋」の看板をあげているのに、魚を売ってることになってしまいます。

これでは、パンを買いに来た人は、腹を立てて帰っていくだけでしょう。


それだけ、仏教の教えは説かれていない、ということで、

このような機会に、皆さんに少しでも知っていただけたら、

と思うのでした。



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