現在、65歳以上で介護が必要と認定を受けている人は、

全国で470万人を超えています。

そのうちの約6割は、同居している家族が主に介護をしています。

しかも3軒に1軒は、高齢者が高齢者を介助する、

いわゆる「老老介護」世帯だといわれます。


決して他人事ではなく、“介護”は、

自分がする身にもなり、される身にもなり得るのです。


以前、俳優の長門裕之さんが、

認知症になった元女優の妻・南田洋子さんを

献身的に介護していた姿が報道されていました。


認知症の妻を介護する長門裕之さんは、

その著書で、こうつづっていました。


……◆……◆……◆……


はっきりと言えるのは、

「昨日の洋子はもういない」ということだ。

今日の洋子も明日にはまた変わっている。

その変化はとても早くて、

僕には日々洋子がこの小さな世界で安心して生活できるように、

なんとかやっていくのが実は精一杯で、

仕事と洋子の待つ家の間をあたふたと駆け回っているうちに、

あっという間に3年が過ぎてしまった。

そんな気がする。

『待ってくれ、洋子』 


……◆……◆……◆……


日に日に進行していく認知症に不安を抱きつつ、

"妻が安心して暮らすためなら、何でもしたい"

と介護に臨んでいる心境がうかがえます。


私が毎月購読している仏教冊子に紹介されていたものに、

このような歌が掲載されていました。


うらめしか どこでんしっこ うちんひと

うちんひと めんどうみるわ さいごまで

うちんひと すぐにおこるわ だいきらい

うちんひと やさしいときは だいすきよ

うちんひと よなかにいつも おきてくる

うちんひと つまこもわすれ ゆめのなか

うちんひと どくしんきどり あほらしか

うちんひと しせついれたい わたしです

うちんひと かいごするのは もういやだ

うちんひと あいがほしいと なみだする

うちんひと わたしひとりが たいようね

うちんひと わたししごとは やめよかな

あおいうみ あなたとふたり さいごまで


九州の読者からの投稿だそうですが、揺れ動く感情が伝わってきます。

肉体的にも精神的にも重い負担です。

俳優の長門さんも、著書にこのように記していました。


……◆……◆……◆……


どんなに「してやりたい」と思っても、

もう洋子を軽々と抱き上げ、ベッドに寝かしてやる力はなく、

支えきれず一緒に転んでしまう。

それも知ってほしい「老老介護」の現実だ。

人の力を借りなければできないこともたくさんあるが、

洋子の心の部分、気持ちの部分の世話だけは、

僕にしかできないことと思っている。

これだけは誰にも譲りたくない。

『待ってくれ、洋子』


……◆……◆……◆……


"一緒にいてあげることがいちばん"

"恩返しができる生活が幸せ"

という声もよく聞かれますが、そうやって積極的に取り組む人でも、

時に大きな壁にぶつかることがあります。


壁を乗り越えられず、

自殺する悲劇も後を絶ちません。


昨年の4月21日、元タレントの清水由貴子さんが

自殺しているのが見つかりました。


そばで母親が車椅子に座ったままうなだれていたといいます。


永年、病弱な母親の世話をし、

「介護疲れ」が引き金となったのではないかと報じられました。


明るいキャラクターだっただけに、

その最期は余計に悲しみを感じさせます。


以前、新聞に、認知症の母親を介護していた

40代女性からの投稿が紹介されていました。


介護の仕事で認知症の人の世話もしていたのに、

いざ実母の介護となると、母の変わりようが受け入れられず、

怒り散らすことしかできなかった。

生まれて初めて人を殺めようという気持ちまで起きた。

なぜ優しくできなかったのか──と悔やんでいます。


"こんなに私が頑張っているのに……"

"どうしてこんなことまでしなくちゃいけないの"

病のためとは知りつつも、苦労が報われないような思いから、

いらだちも深くなるのかもしれません。


少しでも力強く前向きに、

介護の苦悩を乗り越えていくには、どうしたらよいでしょうか。

ある社会福祉士の一人は、

施設利用者の家族と多く接する中で、雰囲気がよいと感じる家庭には、

たいてい共通点があると言っていました。

「お互いの表情も自然ですし、気遣いの言葉にも無理が全く感じられず、

 見ていてほほえましくなります。

 そんな家族には、『ありがとう』という言葉が多いですね」

「ありがとう」。

この5文字が"カギ"といえそうです。


では、“感謝や相手を思いやる気持ち”は、

どこからくるのでしょうか?

どうすれば、その気持ちをもって、

相手に接することができるのでしょう?


仏教の教えに、それを学ぶことができます。


◆ ひとりごと ◆


先週から風邪を引いていて、皆様にはご心配をおかけしました。

お気遣いのメッセージもいただき、ありがとうございました。

今はもう大丈夫で、元気にやっております。


先日は、インフルエンザの予防接種も受けました。


周囲を見ますと、今年の風邪は、どうもかなりしつこいようです。

皆さんも、くれぐれもお気をつけ下さい。


ところで最近、報道される政治のニュースには、

あきれて物も言えない。


目立つ軽はずみな発言や、

本当にちゃんと考えているのだろうか?

と疑わざるを得ないと思われる対処など、

日本の舵取りに大変な不安を感じるのは私だけではないでしょう。


景気や、年金、介護、自殺やうつ、

教育の問題など、山積していますが、

解決に向けた取り組みが見えないのと、

取り組みが行われていることを実感できないこと、

その状態が長く続いていることに、

どうしても不安を感じてしまいます。


仏教では、結果には必ず原因がある。

原因なしに起きる結果は、万に一つ、億に一つもない、

と教えられます。


様々な問題にも、必ず原因があります。

正しい原因を知って、

その解決を目指していくことが大事なのは

言うまでもないのですが、

政治家は、諸問題の原因を、

どこまで正確に把握しているのでしょう。


国民の一人として、関心をもってみていきたいです。



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