あなたは、この世とは違う死後の世界や

「あの世」があると思いますか。

「あの世」はないと思いますか。


あると思う  49%

ないと思う  43%


11月の初旬の朝日新聞の朝刊に、

「死生観」についてのアンケート結果が

紹介されていました。


冒頭は、そのアンケート結果の一つです。


興味深い内容でした。


アンケート結果全体から感じたのは、

一人一人の「生と死」の問題は、

“教え”から離れたものとなり、

個人の価値観による部分が

大きくなっていっていることでした。



「私は、死んだ後はないと思う」

「僕は、死後はあると思うなぁ」

「死んだら天国にいくんだよ」

「死んだら極楽だよ」


このように意見がバラバラでも、

「私とは違うけど、あなたはそう思うんだね」

ということで、議論するようなことは

あまりないようです。


冒頭のアンケートのように、

「あの世」はないと思うと43%の人が答えていますが、

そのような人も、他人の葬儀では、

「ご冥福をお祈りします」

と、故人のあの世での幸せを祈る言葉を述べたり、

肉親の死に対して、家の仏壇に手を合わせたり、

墓参りをしたりします。

おそらく、信念やこだわりといったものは

ないのでしょう。


そのような現状から思うに、

「生と死」という重大な問題ではあるけれど、

どう向き合っていいのかわからないし、

不況やら、病気やら、人間関係やら、

差し迫った現実の問題が次から次へとやってくる中で、

人生最期の問題であろう「生と死」の問題は、

後回しになりがちになるのではないか、

と思ったりします。


「死ぬときの準備は、いつごろから

 始めたらよいと思いますか」

というアンケートに対しては、


60代 30%

70代 30%

50代 11%

80代 11%


という回答結果でした。

おそらくここで言われる“死ぬときの準備”とは、

葬儀や墓や身辺整理のことになると思われますが、

「死」というものに対して、

「まだまだ先のこと」

と多くの人が思っているのは間違いないでしょう。


そのような私たちの思いに真っ向から反して

仏教では“無常観”“死”をやかましく言います。

以前にも紹介した『徒然草』の終わりの方に、

次のような内容を筆者の吉田兼好は書いています。


・・・・・・・・・・


満月の丸さは、いつまでも変わらないものではない。

すぐに欠けてしまう。

気をつけて見ていないと、

一晩のうちに、それほど変わるとは思えないであろう。


同様に、病気が重くなると、

刻々と悪化して、すぐに死が近づいてくる。


元気な時は、

自分はいつまでも平穏に暮らせると思い込んでいるから、

まず、やりたいことを成し遂げてから、

心静かに仏法を聞き求めようと考えている。


しかし、ひとたび病気になって

死の入り口に立たされると、

自分の人生に何一つ満足していないことが知らされ、

嘆かざるをえない。


今度もし病気が治って、命を取り留めたら、

心を入れ替えて、あれもこれも、怠けずに、

やり遂げたいと誓いを立てるのであるが、

たちまち病気が重くなり、取り乱して死んでしまう。


世の中の人は、こういうたぐいの人ばかりである。

人々よ、この事実を、何よりも先に、心にとどめておくがよい。

何かを成し遂げて、

暇ができたら仏法を聞こうとしていては、

いつまでたっても聞けるものではない。


幻のような一生の中で、

何を果たそうとしているのだろうか。


(第241段)

『思いやりのこころ』(一万年堂出版)より


・・・・・・・・・・


厳しい内容ですが、筆者の切々と訴える心情が伝わってきます。


「死と向き合う」と聞けば、

死を想うことのない日常生活と、

まるで無関係であるかのように

思う人もあるかもしれません。


しかし、実は、いろいろな場面で、私たちは姿を変えた「死」に

怖れおののいているのだということがわかります。



健康診断に行って、

「精密検査を受けてください」

と言われて、ドキッとしたことはありませんか?

検査を受け、結果が出るまでの期間、

「もしかしたら癌?」「重大な病だったらどうしよう…」

あれこれ不安がよぎります。


私も、今日は人間ドックでした。

腹部超音波(エコー)検査では、ゼリーを塗られ、

医療機器で体をグリグリされます。

中央部分は良いのですが、わき腹あたりをグリグリされると、

ハッキリ言って、笑いをこらえるのに必死です。


ところが、途中、検査技士の女性が、先輩の技士と何やら

ヒソヒソ話をしているのです。

しかも、深刻な表情で…。


「……、大丈夫でしょうか……」


尋ねられた先輩の技士が交代して、私のお腹をグリグリします。

とても“笑いをこらえる”という心境ではなかったです。


そしてひと言、

「うん、心配ないですね。大丈夫」

という言葉が聞こえ、


「ほーーーっ」

とひと安心。


健康状態に不安を感じたとき、必ず思われてくるのは

「死ぬんじゃないだろうか」

という思いです。


どこからこんな思いが出てくるんだろう?

と思うほど、普段は考えないことなのに、

“不安”は死に直結する思いなんですね。


「北朝鮮が核を保有しているらしい…」

「近所に通り魔が出たそうだ」

「この冬、新型インフルエンザが流行るみたいだ」

「熊が近所に出たぞ」


などなど、これらの不安は、「死」が形を変えて

表面化した問題にすぎません。


「もしかして……」と、死の「影」に接しただけでも、

こんなに苦しくなるのですから、

「死」そのものに直面した時の心境は、

とても日常では想像できないのは当然でしょう。


私自身、

「死なんて怖くないよ」

「死んだら無になるだけで、死の恐怖といっても痛みだけでしょ?」

とカンカンに思っていた部類の人間です。


「死が怖くない」と言えるのは、

“自分がイメージした死”

を怖くないと言っているのであって、

実際の死とはまったく異なるものです。

生物ならみんな死は“怖い”のです。



お釈迦様は、

他人の死を“おりの中の虎”、

自分の死を“山中で出くわした虎”と譬えられ、

違いを教えてくださっています。


「死が怖くない」のは、あくまで

“おりの中の虎”を見てのことなのです。


強盗が自分の喉元に包丁を突きつけてきて

平然としておれる人はないでしょう。


凶悪犯に拳銃を向けられて、

平常心を保てるでしょうか。


このように、

実はいつも直面している「死」の不安に対して、

私たちはどのように向き合い、

人生が本当に悔いのないものになるのか、

それを仏教は教えられているのです。


━ ぴょんたの ◆◆
◆◆ ひとりごと ━


今日は人間ドックでした。

風邪を引きながらの受診でしたが、無事に終わりました。


内視鏡検査もクリアでした。

鎮静剤(麻酔)を使わせてもらいました。

腕に、注射され、

「だんだん眠くなってきますからねぇ」

という声は覚えているんですが、“ストン”と寝てました。


「ハッ」と起きると、ソファに座ってました。

夢の中の出来事か?と思うほどでしたよ。


さて、最終のデータでは、

足はいいけど、腕の筋肉をもっとつけたほうがいいような感じで、

たんぱく質がやや足りてない、とのことでした。

体重は、筋肉を+6キロ、脂肪を+3キロほど増量

したほうがベストに近づくそうですが、

これはかなり厳しいです…。


高校時代は陸上部でバーベルを使って筋トレしてましたけど、

あれ以上やらないと、目標達成は困難です。

片腕でダンベルを上げ下げしながら、パソコンを打つ、とか…。

(無理です)


それと、なかなかしつこい風邪です。

喉は、ほぼ大丈夫になったんですが、

鼻水と関節痛がきてます。


土日で何とか完治させないと、来週は大事な予定がありますから、

がんばりたいと思います。

皆さんも、くれぐれもお体を大切になさってくださいね。

(*^-^)/



お釈迦様と親鸞聖人の教えられた「ただ一つのこと」がわかるブログ-前向きに生きるヒントを仏教から ←今すぐクリック!!


*今回の お釈迦様と親鸞聖人の教えられた「ただ一つのこと」がわかるブログ はいかがでしたか?

 「へぇ」「なるほど」と思われた方は、クリック投票をお願いします。

 ↓↓↓ ポチッとお願いします ↓↓↓

 http://clap.mag2.com/treclisast?pyonta



ペタしてね



ブログランキングにも参加しています。


おかげさまで、ランクが上昇しています。本当にありがとうございます。


にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ  ブログ村ブログランキングに参加中!クリックで応援してね☆

人気ブログランキングへ  人気ブログランキングに参加中!こちらもクリックよろしくです♪  




★まぐまぐでメルマガを発行しています!


【昨日より今日が前進 言葉で親しむ仏教講座】


 このご時世、せめて心だけでも前向きに生きるヒントを

 仏教から聞いていませんか?


 メルマガの登録・解除は、こちら からどうぞ。


 携帯の方は、ここに空メールを送って登録が出来ます。

 QRコードをご利用下さい。

  ↓

 aM0094295@mobile.mag2.com


 お釈迦様と親鸞聖人の教えられた「ただ一つのこと」がわかるブログ-昨日より今日が前進


□━●━○━●━□
 ぴょんたの
  ひまわり日記
■━○━●━○━■


【mixi】 でも読めます☆ マイミク歓迎です!!


あなたが仏教から学べるたった一つのこと

  どなたでも参加できる勉強会です。全国各地で開催されています。