こんばんは。

しばらく間が空いてしまいました。


さて、「幸せ」をテーマに話をしています。


「生きる目的は幸福だ」

とフランスの哲学者・パスカルは言っています。


間違いなく、私たちは幸せを求めて生きています。

これに異論を唱える人はないでしょう。


政治や経済、科学、医学、芸術やスポーツなど、

人間の営みのすべては、この目的達成のために

生まれたものといえます。


ところが、その幸福に2つあると、

仏教では教えられます。


「相対の幸福」と「絶対の幸福」です。


相対の幸福というのは、

健康だとか、お金がたくさんあるとか、

素晴らしい相手と結婚できたとか、

高い地位や名誉を得られたとか、

いわゆる世間一般に「幸福」と考えられているものをいいます。


確かに、健康で、お金があって、好きな人と暮らせたら、

愉快で面白いに違いないでしょう。

また、人生をよりよく生きるためには、

それらのものは、とても大切ですよね。

努力して求めるべきものであることはもちろんです。


日本は、戦争に敗れて、物がない貧しい時代から、

必死の努力によって、100年も経たないうちに

恵まれた社会を築き上げました。これは実にすごいことです。


しかし、便利な物に囲まれ、相対の幸福に恵まれている

はずなのに、自殺者は年間3万人を超え、うつも増加し、

虐待、殺人、暴力のニュースも絶えません。


なぜなのでしょう?


相対の幸福は、手に入れたときは嬉しくて、喜べるのですが、

時間が経つに連れて、次第にその喜びが色あせてきます。

続かないのです。


美味しいものを食べて「おいしい!」と感動しても、

その喜びは、次の日にはもうありません。


一生懸命、受験勉強に取り組み、浪人までして望んだ大学受験に

合格しても、その喜びは1週間と続かないのです。

長い月日をかけて求めた割には、その喜びはあまりに儚く消え去ります。


昨年の離婚件数は前年より2000組増えて25万3000組となりました。

離婚原因の第1位は「性格の不一致」、第2位が「異性関係」だそうです。

約2分に1組が別れている計算になります。

望んで一緒になった人が多いと思うのですが、それでもなかなか続きません。


「苦しみの新しい間を楽しみといい、

 楽しみの古くなったのを苦しみという」

という言葉があります。


おなかがペコペコの時にご馳走を食べれば、幸せ一杯の気分になります。

しかし、それも続きません。

飢えが軽減されるプロセスが、おいしいと感じられるだけです。

満腹になって、食べたものが喉まで来ているのに、

「さぁさぁ、もっと食べなさい。どんどん食べなさい」

と言われたら、苦痛でしかないでしょう。


あれだけ「おいしい」と感じていたものが、

お腹が一杯になると苦しみに変わって、見るのも嫌になります。


かゆいところを掻いている快感が、やがて痛くなるのと同じです。


「楽しいなぁ」「幸せだなぁ」と感じられているのは、

苦しみの新しい間のことであって、

楽しみが古くなれば、それはもう、苦しみでしかない。


私たちの知る“幸せ”の特徴です。


明治、大正、昭和、平成と、私たちの生活環境は劇的に変わり、

より快適に、より楽しく生きられるようになったはずですが、

明治時代と、平成の今日と、どっちが幸せか?

と聞かれても、

「そりゃ、今のほうが幸せに決まってるさ」

とは断言できません。

いや、むしろ、今のほうが不幸なのではないか……、と

感じる人さえあるでしょう。


フランスの社会学者デュルケムは、

富豪ほど自殺率が高いことなどから、

経済的に豊かな人ほど深刻な苦悩にさいなまれていることを、

各種の統計で裏付けています。


満たされて、満たされて、

既に苦痛に変わって、余計に苦しんでいる状態に

あるのでしょうか。


幸せを求めて、人も、社会も一生懸命なのに、

豊かさを求めた結果、自殺が増え、うつや虐待、引きこもり

などの社会問題が増えてきたのは、何とも皮肉な話です。


かといって、貧しい暮らしが良いのか?

そうとは言えないでしょう。


私たちの求めている“幸せ”の実態を正しく知って、

本当の苦しみの原因を正確に把握することが大切です。

そうでなければ、ただ、同じところをグルグルと

回り続けるだけでしょう。


次回は、仏教で教えられる絶対の幸福についてお話しましょう。


━ ぴょんたの ◆◆
◆◆ ひとりごと ━


ミクシィをやってると、皆さんから日記にいろいろとコメントを頂きます。

読んでくださっていることを本当に有難く思いますし、

コメントまでつけて下さって、うれしいです。

ちゃんとお返事できていないのが申し訳ないのですが、

続きの日記を載せていくことで、

皆さんのお気持ちにお応えしたいと思っています。


それにしても、「幸せ」というテーマで、

抽象的な内容ですから、コメントしにくいと思うのですが、

思いを文章に表わす技術が、本当にすごいなぁ、と

勉強になります。


私自身、自分の思いを伝えることが苦手なんですよね。

言葉にうまく出来ないです。

「こんなことを言ったら、相手はどう思うだろう?」

と考えすぎてしまうんですね。

その結果、しゃべらなくなります。


そんな私でも、仏教のこと、親鸞聖人のことであれば、

どれだけでも話をすることが出来ます。


日常の日記は三日坊主で、続いたためしがありませんが、

ブログは平成18年から、時々、間が空くことはありますが、

今日まで続いております。

これからも、がんばって続けたいなぁ、と思うのでした。


では、また☆

(*^-^)



お釈迦様と親鸞聖人の教えられた「ただ一つのこと」がわかるブログ-アンケートにご協力ください ←今すぐクリック!!



*今回のひまわり日記 はいかがでしたか?

 
「へぇ!」「なるほど!」「勉強になった」
 と思われた方、クリック投票をお願いします☆

 ↓↓↓↓↓↓↓↓

 
http://clap.mag2.com/treclisast?pyonta




ペタしてね



皆さんのクリックのおかげで、ランク上位に入ってきてます。


本当にありがとうございます。



にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ  ブログ村ブログランキングに参加中!クリックで応援してね☆

人気ブログランキングへ  人気ブログランキングに参加中!こちらもクリックよろしくです♪  




★まぐまぐでメルマガを発行しています!(ほぼ日刊)


【昨日より今日が前進 言葉で親しむ仏教講座】


 携帯電話でも読みやすい1分で読める法話です。


 ちょっとしたヒントで、昨日より今日、一歩でも

 前進できたら、きっとすてきな一日になるはずです。


 メルマガの登録・解除は、こちら からどうぞ。


 携帯の方は、ここに空メールを送って登録が出来ます。

 QRコードをご利用下さい。

  ↓

 aM0094295@mobile.mag2.com


 ひまわり日記・親鸞会の講師の一人はこんな人-昨日より今日が前進



□━●━○━●━□
 ぴょんたの
  ひまわり日記
■━○━●━○━■



【mixi】 でも読めます☆ マイミク歓迎です!!



あなたが仏教から学べるたった一つのこと

  どなたでも参加できる勉強会です。全国各地で開催されています。