さて、これからは？

お釈迦様の人間の実相の譬えについて、

今まで話をして参りました。

８月３０日から、計１７回にわたっての解説でした。

もっと詳しく話をしたいところもありましたが、

それについては、また別の機会にしたいと思います。

さて、これからはどうするのか？ということなんですが、

あまり仏教の突っ込んだ話になって

「自分とは関係ないな…」

と思われても残念なので、皆さんにとって

もっと身近な話題で、仏教の話を続けたいと思っています。

いろいろとご意見を頂くことができれば嬉しいので、

気軽にメッセージしてくださいね。

これまでも、既に何度か、日記で紹介したことですが、

・運命は何によって決まるのか？

・本当の自分とは？

・何のために生きるのか？

・死んだ後はあるのか？

など、何度でも、また別の角度からでも、

日記で紹介できます。

今回は、“幸せ”について、

いろいろ考えてみたいと思います。

どんな人も“幸せ”を求めて生きています。

「私は不幸を求めて生きています」

という人は、世界中どこを探してもいません。

自殺をする人でさえ、

「生きているより、死んだほうがましだ」

と思って、自ら命を絶つのですから、

自殺も、本人にとっては、幸福を求めてのことに

違いありません。

どんな人も“幸せ”を願い、

“幸せ”を手に入れようと生きています。

でも、考えてみると“幸せ”というものは、

大変に曖昧で、よくわかりません。

いろいろと考えていくと、

「幸せって、何だろう？」

と思うことが、よくあります。

抽象的で、すごく難しいテーマだと思うんですが、

これ以上、大事なことはありませんので、

一緒に、考えていきたいと思います。

「なるほど」

と思う方もあれば、

「そうかなぁ？」

と疑問に思ったり、反対意見も出てくるでしょう。

あえて、突っ込んだことも書いていきたいと思っています。

━ ぴょんたの ◆◆
◆◆ ひとりごと ━

家から仕事場までは徒歩で通っています。

風に乗って、キンモクセイの香りがしてきて、

秋の深まりを感じます。

葉の色も、早いところは紅葉してきていますね。

この前、ＮＨＫの番組で、ＩＰＳ細胞について

紹介されていました。

いわゆる「万能細胞」と言われるものですね。

例えば、体の皮膚の細胞をとって、細胞を初期化し、

その細胞から、いろいろな臓器を作り出すことも

出来るようです。

皮膚の細胞から、精子と卵子の細胞を作って、

受精させて、人間を生み出すことも、

理論上は可能のようです。

もちろん、生命倫理の問題はありますが、

技術的には、そこまで可能なところにきています。

ＩＰＳ細胞は、京都大学の教授が発見したもので、

ノーベル賞の有力候補にもあがっています。

新薬の開発、難病の解明に大きな期待が寄せられています。

ここまで科学技術が発展し、いろいろなことが

解明されてきたとは言っても、その教授いわく、

まだまだわからないことだらけだ、と。

今日、国立天文台と東京大学などの研究グループが、

大量の星を生み出す活発な「モンスター銀河」を

約２００個見つけたと発表した、というニュースがありました。

天の川銀河は１年間に数個の恒星しか作り出さないのですが、

モンスター銀河は、数百個から１０００個も生み出すそうです。

気の遠くなる話ですけど、スゴイです。

どんなことが科学の発展でわかるのか、今後に期待したいです。