かつてNHKの番組で、人命軽視の問題から、


“死”の教育について取り上げられたことがありました。



番組の中で、


「死のイメージ」


を尋ねられた子供たちは、次のように答えています。


「死んだほうが、苦しみをずっと味わわないで楽になれる」


「魂が別の体に移って、一からもう一度やり直せると思う」



続いて、


「人間、死んだら生き返るか」


の問いに、


33人中、実に28人の子供が


「生き返る」


と答えているのです。



さてさて、皆さんは、子供の頃、どのように考えていましたか?


ぜひぜひお聞かせ下さい。


・・・・・・・・・・

子供のころ、人間は死んだらどうなると思っていましたか?

※該当する項目を1つだけクリックしてください。


1.無になる
  

2.別の生き物に生まれ変わる
  

3.人間としてまた生まれる
  

4.楽しい世界へ行ける
  

5.苦しい世界に行く
  

6.その他
  

・・・・・・・・・・


最近の子供たちの死生観を耳にしていると、


「嫌なことがあるとすぐに自殺してしまうのでは?」


との心配が絶えません。



ならば大人たちは、


“死”を正しく知っているといえるでしょうか?



子供たちの発言に危機感を抱いた教師たちも、


肝心の「死ねばどうなるか」については、


全く触れてはいません。


正直、分からないからでしょう。



これでは、子供たちの誤った死生観を、


だれが正すことができるでしょうか?


子供たちが間違うのは私たち大人の責任です。




「人間は、死ねばどうなるのか?」


何回にもわたって、解説をしていますが、


これらはすべてお釈迦さまの教えられたことです。



前回は、死後の地獄 について


仏教ではどのように教えられるのか、


お話ししました。



“死後の地獄”と聞くと、


おとぎ話か作り話のように思って、


「そんなのお釈迦さまの作り話だよ」


「おどしだよ。地獄なんてあるわけない」


と、あざけったり、疑ったりする人があります。



しかしそれは、本当の仏教を知らない人です。




かつてある布教使が体験した、こんな話があります。


○~○~○~○~○


50年ほど前、ある寺に招待され、


説法に行った時のことである。


寺の住職から相談を受けた。



「先生、うちの寺の世話を


 永年してくれていた門徒総代が、


 新興宗教に迷ってしまった。何とかしてほしい」



そこで、その総代の家に行ってみた。


いろいろ話すうち、だんだん心を開き、


やがて仏教を聞かなくなった本心を


このように、打ち明けてきた。



「私はね、仏教で、


 地獄がある、極楽がある、


 というのが信じられない。


 あなたは本当に地獄があると思っているのかね」



「地獄は厳然としてある」



と答えると、



「それなら、地獄で罪人が


 まないたの上で切られたり、


 鬼がいたり、地獄の釜があったりするのが


 事実だと言うんだね」



と食ってかかる。



「ならば、地獄の釜を造った鍛冶屋もいるだろう。


 あんた、その地獄の釜をこしらえた


 鍛冶屋の住所と名前知っているか」



と畳みかけてきた。



「知っている。


 住所・氏名だけでなく、生年月日も知っている」




総代は意外な顔をして、



「あんた面白いこと言うなア。


 なら、地獄の釜をこしらえた


 鍛冶屋の住所・氏名を聞かせてくれ。


 そうしたら仏教聞いてもよい」



と、話が進展した。


そこで私は、静かにこう言った。



「鍛冶屋の名前は教えるが、


 その前に聞いておきたいことがある。


 あんた夢を見たことがあるだろう、


 それも何か恐ろしいものに


 追いかけられて逃げている夢を」




「そりゃ見ることはある」



とキッパリ答えるので、



「その時あんたは何で逃げる」




「そりゃ、この足だ」



「その足でか、本当に?」



念を押すと、



「足でなきゃ、手で逃げられるか」



と総代は憤慨する。



「しかし、その足は布団の中にあるのじゃないか。


 それで逃げるのではないだろう」




「そりゃそうだ、逃げるのは


 夢の中の足で逃げるのだ」



「つまり、その時のあなたには、


 横にしている足と


 夢の中の足とがあるわけだね」




うなずく総代に、



「逃げる時、振る手も、逃げる体も、


 あんたの夢の中の手や体だね」




と確認した。


総代は、やはり黙ってうなずいている。


私はその様子を見て、



「実は、地獄というのは夢なんだ。


 お釈迦さまは地獄というのは


 夢だと説いておられる」




と諭すように言った。



「何だ、地獄というのは夢かね」



総代は拍子抜けしたように言う。


そこで、



「夢かね、と言っても、


 それは恐ろしい夢で、8万劫
の間、

(※仏教で、1劫は4億3200万年と説かれている)


 覚めることなく苦しみ続ける夢なんだ。


 覚めた時は、なんだ夢だったのかと思うが、


 夢の中ではそうは思えない。


 忽然と現れる山も川も、実在だ。


 汗を流して苦しみ続ける


 恐ろしい夢の世界が


 地獄ということなのだ」



総代は神妙な面持ちになった。



「しかも、地獄だけが夢じゃない。


 この人生もまた夢なのだ。


 あの豊臣秀吉も臨終に、


 “露とおち 露と消えにし わが身かな

  難波のことも 夢のまた夢”


 と言っている。


 あんたも奥さんと結婚した時を


 思い出してみなさい。


 その奥さんも亡くなった。


 その間はあっという間に


 過ぎてしまったはずだ。


 過ぎてしまえばそれも


 夢じゃないかね」



奥さんの話になると、しみじみ、



「夢ですね。本当に」



と言う。



「人生は皆、夢で、


 “儲かった”


 “銀行に貯金した”


 それも夢だ。


 人間界は苦しみの少ない夢だが、


 地獄という世界は


 大変な恐ろしい夢が


 8万劫中続くということなのです」




このように言うと総代は、


ハッと思い出したように、尋ねてきた。



「夢のことは分かったが、


 あの鍛冶屋の話はどうなった」



「これだけ言えば分かると思うが、


 地獄の釜を造った鍛冶屋は私だ」



と答えると、



「私?それはどうして?」



「あなたはこんな歌を知りませんか。


 『火の車 造る大工は なけれども

  己が造りて 己が乗りゆく』


 地獄というのは


 夢のように一人一人が造って


 一人一人が堕ちていく世界なのです」




このように話すと、総代は次第に理解し、


やがて自己の浅はかさに気づき、


再び仏法を聞くようになった。


○~○~○~○~○


先の歌の中で、


「火の車」とは、苦しい状態、


つまり地獄を表します。


自らが造った悪業(あくごう)が、


生み出す世界が地獄なのです。



親鸞聖人は、この一大事を、



「呼吸の頃(あいだ)

 すなわちこれ来生(らいしょう)なり。


 一たび人身を失いぬれば万劫(まんごう)にも復(かえ)らず。


 この時悟らざれば、

 仏、衆生(しゅじょう)を如何(いかが)したまわん。


 願わくは深く無常を念じて、

 徒(いたずら)に後悔を貽(のこ)すことなかれ」



と、おっしゃっています。



“呼吸の頃(あいだ)すなわちこれ来生なり”


とは、吐いた息が吸えない時から来生=死後が

始まるということです。


“一たび人身を失いぬれば万劫にも復らず”


一息切れたら、永遠に戻らぬ人生になるぞと、


後生の一大事を警鐘乱打しておられるのです。


>> 浄土や地獄は実在するのか?


━ ぴょんたの ◆◆
◆◆ ひとりごと ━



死んだらどうなるか、という話になると、


必ずと言っていいほど、


「そんな、死んで帰ってきた人が


 あるわけじゃないんだから」


と言う人があります。



ですが、行って帰ってきた人がないから、


「死後はない」とは言えません。


もちろん、そんなことは言われたご本人も


よくご承知と思います。



やはり、「不安」なのでしょう。



「死んだらどうなるか」


考えると「不安」です。



100%確実な未来のことなのに、


さっぱりわからない。



この世のことでも、


年金がもらえるか、もらえないか、


ハッキリしないだけで、「不安」になるのですから。



まして、後生のことです。



100%確実な未来がハッキリと明るい心になってこそ、


今を本当に満喫することが出来ます。



つづけて親鸞聖人の教えに学びましょう。




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