日本人なら誰でも知っているおとぎ話の一つ。

「浦島太郎」は有名ですね。その「浦島太郎」も、桃太郎に劣らず、深く考えさせる物語です。

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漁師である浦島太郎は、ある日、浜辺で、子供たちがカメをいじめている現場に遭遇。
浦島太郎は、子供たちからカメを助け、海に逃がしてやった。

数日後、海で漁をしていた浦島太郎のところに再びカメが現れ、浦島太郎を背に乗せて、龍宮城へ連れて行く。

龍宮城では、乙姫が歓待し、鯛やヒラメの舞い踊り。
山海の珍味を味わい、思う存分楽しんだ。

しかし、浦島太郎は、郷里の母を思い出し、帰る意思を伝える。
乙姫は、「絶対に開けてはならない」と玉手箱を手渡す。

浦島太郎は、再び亀の背に乗り、浜に帰るが、浜の様子はすっかり変わってしまっていた。

通りすがりの人に尋ねてみると、はるかに時が経ち、とうの昔に母親は亡くなっていたことを知る。
途方に暮れた浦島太郎は、開けてはならぬと言われた玉手箱を開けてしまう。

そこからは、もくもくと白煙がたちのぼり、煙に包まれた浦島太郎は、老人の姿と化す。
龍宮城で数日を過ごした間に、地上では、何百年という時が過ぎ去っていたのだった…。

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良いことをすれば良い結果が返って来る。

亀を助けた浦島太郎は、それによって龍宮城に行って、夢のような楽しみを味わうことができました。

そういうことを教えたもの、と言われれば、何となくそんな気もしますが、エンディングがスッキリしません。


浦島太郎の話には大きな矛盾があります。

亀を助けた浦島太郎の行為は、たしかに良いことに違いありません。

しかし、彼の肩に担がれていたものは、何百何千の魚の命を奪った、また、今から奪うであろう魚釣りざおでした。

この物語では、亀も魚も同等に扱われています。

亀一匹の命を助けた浦島太郎が、真の善人であろうとするならば、まずその肩に担がれた魚釣ざおを叩き折らねばなりません。

しかし、それは浦島自身の死を意味します。

ここに、善人であろうとする浦島太郎の限界があります。

一方で何百何千の殺生を平気でやりながら、たまたま一匹の命を助けたといって、いかにも情け深い善人に見せ掛けるのは、あまりに見え透いた偽善といわなければなりません。

一つの生物の命を助けることはできても、その何十、何百、何千倍の生物の生命を奪わずしては生きていけない、人間、浦島太郎のギリギリいっぱいの姿があります。

同時に、それはそのまま、すべての人間の姿にほかならないのです。


■┓徒然なる ●┓
┗● ひとり言┗■

今日、夜のテレビ番組で加山雄三の苦労した時代の話が紹介されていました。

お父さんの経営していたホテルが倒産し、23億円の借金を抱えてしまった時期があったそうです。

当時の23億円ですから、かなりの額でしょう。

しかし、それを10年間で完済したんですね。

そこには、奥さんである映画でも共演した松本めぐみさんの支えが大きかったとか。

何せ、借金23億円を抱え込んだ1ヵ月後に結婚したんですから、すごい度胸だなぁ、と思いました。

当時、記者たちには「結婚事件」というような書かれ方をされてしまい苦しい思いをしたそうです。

でも、ちゃんと借金を完済し、「若大将」の不動の地位を築いたわけですから、すごいです。

では、一曲どうぞ。

「君といつまでも」




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 ぴょんたの
  ひまわり日記
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[発行人]
森安秀邦(ぴょんた)

[Profile]
昭和50年4月13日、ロンドンで生まれ、5歳で日本へ。
英語はすでに忘れ、日本語で精一杯(笑)
小学生のときは、サッカーに没頭。
中学時代は、香港で過ごし、
高校時代は、陸上部(種目は400mH)でした。
スポーツも好きですが、美術系も好きです。
大学は工学部環境工学を専攻してました。
ベイクドチーズケーキと肉ジャガが大好物。
職業は、仏教(浄土真宗)の講師。
浄土真宗親鸞会の講師として法話や勉強会などで話をしています。

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