豊かさとは何かについて…
最近よく考える。
私は、とある施設の管理を行っていて、ゴミ出しが日課となっている。
香美町では、『燃やすゴミ』は、月曜日、木曜日になっていて、毎回その処理をしに行くわけだが、まったく手のつけられていない食事が、捨てられているのをよく見かける。
先日は、なんと、バナナがパッケージされていたのが、そのまま捨てられていた。
本当にそういうものがまったく活かされずに、ゴミとなっていく現実に、憤りを感じ、そして、それを通り越して、悲しくすすらある。
モノがあふれている世の中は、何もないことに比べると豊かだと思うのが一般的だ。
しかし、本当に今、世の中は豊かなのか…そういう疑問が頭をもたげる。
ガソリン価格が高騰し、世間の人々は、生活に逼迫していると報道ではいわれる。
一方で、こうやって、価値あるモノがその天寿を全うすることなく、ゴミとして葬られたりする現実を見るにつけ、私たちは、アルものを活かしきるということをもっと真剣にやるべきではないか…
世の中の景気をよくするために消費拡大だ!
と世間はいう。
一方で、世界は気候変動に右往左往し、エネルギー問題に揺れている。
一人ひとりがもっと節操をもち、一つ一つを丁寧に生きていけば、世の中の大方のことは解決するように思う。