安全保障と薪ストーブ | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

ロシアがウクライナを侵攻しているニュースを見るにつけ、ふとこんなふうに思ってツイートした。

 誤字が痛恨のミスだけど(笑)

 

 

エネルギー資源が豊富なロシアは、それを輸入しているヨーロッパ諸国に圧力をかけ続けていて、それがゆえに起きた危機ともいえる。

 

日本も、多くの資源をロシアから輸入していて、経済制裁をすることで返り血を浴びるのではないかとおびえているところもある。

 

私たちの生活にとって、エネルギーを自給できることがいかに大事なのかということがよくわかる事例だ。

 

過去に、日本が太平洋戦争に突入していったのも、アメリカからの石油調達が滞ったからだと聞いているし、エネルギーというものがいかに国の安全に左右するのかを思うとき、ふと自分の身の廻りもエネルギーに他者から依存しているリスクをひしひしと思うようになってきた。

 

但馬の冬は寒い。

11月ぐらいから4月ぐらいは、暖房をつける生活だ。

今は、暖房の方法も多様化し、エアコンを筆頭に、石油、ガスなどのファンヒーターも多いが、いずれにしても他者からのエネルギー調達が主流である。


昨年、本格的な冬に突入した12月中旬、大規模な停電があり、しかも2~3日停電となり、一時かなりパニックになった。

電気が使えなければ、本当に何もできなかった。家では復旧するまでの間、ダウンジャケットを着こんで夜を開かした。


しかし、そんな中でも会社の薪ストーブはそんなことはまったくのお構いなしで、快適に過ごすことができて、エネルギーを自分達でコントロールすることができるのはなんと心強いのだろうと思った。


よくよく考えて見れば、昔はどの家も囲炉裏があり、釜戸があり、エネルギーはすべて自給していた。


だから、いくら人里から離れていても、集落として機能できたのだ。


但馬牛のルーツと呼ばれる熱田という集落は今は廃村になってしまったけど、一番最寄りの集落からも4キロ

離れている。


しかし、そこに人の営みがあったのは、鉢伏山の麓にあり、森林資源が回りにあり、自給自足が、成り立っていたからに他ならない。


今の時代はスイッチ一つで作動する世の中だから、その便利さは確かにない。


しかし、世界がどんな状況になろうとも自分たちでエネルギーを確保できるのというのは、実は最も安心を産むということなのだ。