よく災害などへの対峙するとき、自助、共助、公助が大事だとよく言われる。
まずは自らが解決をする。
それがかなわなければ、近しい人たちで、助け合う。
それでも解決しないことは、国などの公の仕組みなどで解決していく。
そんなふうに教えてもらった。
しかし、今の世の中は、自助が抜け、共助も抜け、公助だけに頼り切っている気がする。
行政サービスの向上の名のもとに、さまざまなことが公の力でやってくれる世の中になり、また社会の進展に伴い、お金を出せば、あらゆることがしてくれる時代になった。
ずっと昔、人は自らが食料を手に入れることで生きながらえた。
それができないものは、飢え死にするか、野垂れ死にするか…そういう時代があった。
これからどんな社会が待ち受けているかわからないが、どんな時代がやってこようとも、そういった社会の変化に機敏に対応できるのは、やはり自助できる人間だと思う。
だから、どんなに社会が便利になっても、その精神は持ち続けなければならないと思う。