昨日の日経新聞に、花を飾ることで、人々が癒される…そんな記事に目にとまった。
確かにそうだと思う。
ただ、私が持つ感覚は少し違っている。
私の周囲は、山に囲まれており、いつもどこかで花が咲いている。
それは、世間では雑草と呼ばれている類のものでもあったりする。
花を愛でる気持ちが少しぐらいはあるけど、自分自身がそれらをまじまじとみつめることはあんまりないし、むしろ、そういう環境の中に身を置いているというイメージに癒されているというのが正直なところだ。
都会の暮らしというものをしたことがないから、どれだけ周囲に花が少ないのかはよく分からない。
花屋に行き、買い求めることでしか手に入れることができないものなのかな…
いくら都会でも、空き地があって、そこにすこしばかりの花ぐらいは咲いているだろう。
要は、日々の忙しさにかまけて周囲を見失うのではなく、自分がそんな環境の中にあることを意識することが大事なのだと思う。
さきほど、山にはどこかで花は咲いていると言った。
しかし、学んだり、意識をしないと単なる緑の中に埋もれてしまい、その存在には気づかない。
僕の師匠とでもいうべきWさんは、一緒に山に入るとものすごい感度で花を見つける。
花屋で買ってくる花も素敵だけれど、そこにあることを愛でる気持ちになれる自分でありたい。