まったく予断は許さないのだけれど、どっかのタイミングではこの騒動も終息します。
人に会う、人を集める…が商売成功の鉄則という概念が根底がから覆されている昨今です。
地方には基本、人が少なく、そういう意味では、ビジネスにとって不利な状況であったことは否めませんでした。
多くの企業が東京に本社を置く理由は、まさにそのセオリーがあるからです。
今は、東京こそがもっともリスキーな場所へと変貌してしまいました。
私自身も小さなコミュニティの中でしか生きてませんけど、リアルな会合を避け、できるだけオンラインでやりませんか?と呼びかけています。
実際のところは、田舎ではそれに応じてくれるところはほとんどありません。「人に『会って』話をするのが基本」という強力な固定観念はなかなか崩せません。
田舎の場合、何か集まって会合をしようとすると、それと同等かへたすると、それ以上に移動を伴います。
例えば、私のところは公共事業をたくさんやってますけど、県にしろ、町にしろ、そこの担当者と会って話をしようとすると、片道40分の道のりを移動しなくてはなりません。
15分の打ち合わせのために、往復80分の時間を費やさなければならない。
これを無駄と言わずしてなんというのでしょう。
だから、オンラインでミーティングができる文化が醸成されることは、誰にとってもハッピーだと思います。
教育の面にしたって、地方の学校の最大の問題は、『通学をどうするのか?』ということです。
息子が通う最も近い高校ですら、10キロの道のりがあり、もし、少子化のためにこの学校がなくなると、25キロ離れた学校に通わなくてはなりません。
Masaki Nishimura 西村 昌樹@masakinishimura
有料なので、中身まで見てないけど、冒頭のところは大いに共感できるところ。 『田舎だから~できない』という言い訳は通じなくなった。 私たち一人一人の真価が問われている。 https://t.co/7QU6DISvib
2020年04月22日 08:08
今、その根底が覆され、オンラインで話をしていくという文化が醸成されつつあります。
アフターコロナの世界はそういう世界なのでしょう。
そんな世界では、もしかすると、アフリカ、南米など、移動に1日以上もかかるようなところと普通につながっていく世界ができあがっていきます。
その時に問われるのは、もう『場所』ではありません。
問われるのは、その人がどんな人で、どれだけの価値を持った人なのかということ。
正真正銘の実力本位の社会が訪れるような気がします。
これまで、発展途上にあった人たちも、実力があれば、どんどんのしあがれる。
逆に、これまで諸先輩が築いてきた世界の上でのっかっているだけでやってきていれば、あっというまに、足元をすくわれます。
田舎にいる私たちは、田舎にいるということは言い訳にできなくなります。
本当の自分が社会に対して何ができるのか…
ある意味恐ろしくもあり、ある意味ワクワクもする世界。
今はまだ何もできないですけど、考えることはできます。
しっかりと考え、次の世界に備えなければなりませんね。