地方創生が叫ばれて5年経ちますが、東京一極集中は是正されるどころか、ますます強化されています。
ヒトもカネもモノも東京にあるのに地方に居続ける理由がない
東京圏一極集中是正進まず 10万人以上転入超過続く: 日本経済新聞 https://t.co/SPr9obv1fe
そもそも思考の片隅に東京という文字が脳裏に浮かんだ時点で、そこの呪縛から離れられないからなのではないか…
そんな気がしています。
これからの時代は、都会と田舎をつないでいくのではなくて、ド田舎とド田舎をネットワークでつなぎ、それらをつなぎあわせることである程度の情報の塊をもち、まったく違う文化圏をつくりあげ、新しい軸を作っていくことが必要なのではないかとそんなふうに思うのです。
例えば、都会には情報が集まるといいますけど、それは人が多いからです。
そうすると、田舎では、人が少ないわけですから、情報が集まらない…ということになります。
であれば、人が少ないところ同士がつながりあい、ある程度のコミュニケーションの塊を作ることで、都会と同等の頭数をそろえていく…そういうことが可能になるのではないかと思います。
最近では、ワーケーションという言葉が使われるようになっていて、都会の人が、田舎に滞在しながら仕事と余暇を両方楽しむということが言われるようになってきているわけですが、ではもともと田舎に住んでいる人にとっては、どうなんだ?ということになるわけです。
であるなら、今いる場所でイノベーションをおこすために他のド田舎とつながっていく、そういう連帯感を醸成しながら、新しい価値を創造する…
そんなふうなことが可能になれば、これまでとは異なるまったく新しい軸が出来てくる。
田舎からも新たなイノベーションが可能となるのではないでしょうか?