仕事をさせていただく中で、
『あーめんどくさい』
って思ったことは1度や2度ではありません。いや、正直言うと、けっこうな頻度で、そんな気持ちになります。
おそらくみなさんもそう思うことはあるはずです。
そういう気持ちの積み重ねが、基本的なことをおろそかになり、事故を誘発するし、お客様からの信頼も損なってしまいます。
ではなぜめんどくさいという気持ちが出てくるのかということなのですが、それは一つは自分の領域を超えるような出来事に出会って、先のことを容易に想像できなくなったときだと思います。
お客様からいろいろな要望をいただき、自分の範疇をこえると、それを調べるのに時間を要するし、そもそもその解答があるのかすらわからない…そんなふうなことに出くわすとさじを投げるがごとく、あーめんどくさいということになりがちです。
そういうものが積み重なって人間は、技術や知識の集積ができず、また基本ができていなくて土台がしっかりとせず、結局プロフェッショナルにはなれないのだと思います。
仕事とは『めんどくさい』との戦いでもあります。
真正面から向き合ったものだけが得られるものというものがあります。