村岡ダブルフルウルトラランニングの話題をもう少しだけさせてください。
一昨年の大会は、20回記念大会ということで、特別企画『勇者の道120キロ』の部が特別に開催されました。
16回大会から19回大会で100キロを完走した人だけが出場できるという特別企画でした。
19回大会で、完走できたので、勇んで120キロ大会に申し込みました。
勇者の道120キロは、同じ制限時間14時間の中で、さらに20キロを走らなければなりません。
120キロの完走に向けて、それなりに練習も積んだつもりでしたが、結果14時間という制限内で100キロしか走りきることができませんでした。
100キロ走りきれた喜びよりもやはり挑戦して、達成できなかった悔しさの方が大きかったです。
昨年は台風で中止になり、リベンジになった今年。
自分なりに建てた目標は、自己ベストの13時間以内でのゴールでした。
練習のやり方などを見直したり、これまではあまりやらなかったコースでの作戦をたてました。
例えば、下りが多い区間では、キロ6分、平地はキロ7分、坂道はその坂の程度に応じて、8分だったり、12ふんだったり…。
またエイドに滞在する時間もかなり制限。
そんなふうに、自分で考えられる工夫をして挑んだ大会でした。
ポケットの中には、通過時間を綿密に記載したカードをしのばせ、それとにらめっこしながらのレースです。
50キロ地点までは、普段よりも抑えつつ、後半に体力が続くように計算しながらのレースでしたが、やはり50キロを通過したあたりから、だんだんと体が思うように動かなくなってきます。
設定時間をクリアできたり、クリアできなかったりの、一進一退。
90キロ地点では、目標時間より7分ほど遅延状態で、残っている体力とか、これからはじまる一二(ほい)峠の坂道を考えると、もう無理とその時点で諦めていましたが、泣いても笑っても残り10キロ。
気持ちを切り替え、とにかく自分のベストを尽くそう…
とそのことだけに集中して、残りを走りました。
最後の1キロは自分でもびっくりするぐらいのハイペースでゴールできたのは、12時間59分20秒。
ほんとにわずかでしたが、自分が当初思い描いていた時間に到達できたのでした。
ダブルフルに挑戦して、10回以上(自分でも何回出たか覚えてない)
ダブルフル(88キロ)に挑戦した最初の2回は途中リタイヤ。
初めて完走できたのは、挑戦3回目でした。
その後100キロに挑戦。
そこでも2回またしてもリタイヤ。3回目にしてはじめて完走できました。
その後、完走するも、いつも制限時間ギリギリでのゴールでした。
今年、自分が設定した目標時間を初めてクリアし、自己ベストでした。
昔に比べて体力がついたのかどうかはわかりませんが、46歳にしても、まだまだ成長できて、ロングディスタンスにはまっていく世の変態の人たち(笑)が増えていくのもわかる気がしました。
成長できるって楽しいですね。
来年も、もう一段階成長できるよう、また変態活動を続けたいと思います。