どうでしょう。
私もこの結果をみてちょっと驚いているんですが、30度を超えた日というのが年々増えているという感じを思っていましたけど、実は、かなりばらつきがあり、過去5年あたりは、30度を超えた日が少なく、ここ10年というスパンでいうと、2010年の22日がありますけど、年々増えているわけではありません。
どうも腑に落ちないので、20度を下回った日というのも数えてみたのですが、2010年の2回というのが最も少なかったのですが、2014年~17年あたりですと、20度を下回った日は月の半分ぐらいあります。
どうでしょう。
人間の感覚ってほんといい加減なものです。
地球温暖化が叫ばれて久しく、実際50年100年というスパンで見ると、その傾向というものがあると思うのですが、少なくともこの10年、兎和野高原という限られた場所、8月という限られた時期、でのデータですけど、年々暑くなっているというのは、客観的なデータとしては、それはうそということになります。
もしかすると、年々暑くなっていると感じるのは、エアコンなどの普及で、室内環境が劇的に向上し、またさまざまな熱中症対策用のグッズなどの普及がむしろ熱く感じるという原因を作り出しているのではないか…ということです。
消費という面では、そうやってプロパガンダを形成することは重要かもしれませんが、私たちはそれに翻弄されてはいけません。
昨今、子供たちの活動が熱中症のリスクが高まっている…ということでいろいろな規制を受けるようになっています。そしてそれに同調するように、私たちの生活も大きく規制を受けるようになりました。
少なくとも年々暑さが増しているというマインドは、これからの将来の不安をどんどんとかきたてていきます。
このままではどうなるのだろう、生きていけるのだろうか、だからそれに対する様々な備えが必要だ
転ばぬ先の杖として、リスクをさけなければならない…。
実際にリスクを軽減することは必要だと思いますが、主観的、情緒的なことに惑わされず、客観的に、冷静に、ものごとをみて判断行動することが必要なのではないかと思います。