地球温暖化という言葉に翻弄されていないか | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

毎日暑い日が続きます。
私が経営するうづかの森では、一部ではあるのですが、この夏エアコンを設置することになって、そこの場所では快適さが担保されるようになりました。
 
地元の小学校の教室に、エアコンが導入された初年度となり、エアコンがあるのが『当たり前』な時代に突入し、ある意味これは大変な時代が来たなぁと正直思っているところです。
 
人間は環境に適応できる生き物です。
 
だからこそマイナス数十度の極地から、毎日40度を超えるような灼熱の大地まで、広く人々は生活できているわけでもあります。
 
私は、スマホに地元兎和野高原の気象データが把握できるように設定して、ほぼ毎日見ています。
兎和野高原はだいたい標高500mぐらいで、私が住む家の標高とほぼ同じです。そして標高約200m下がったところに、会社があるので、温度計代わりにそれをしょっちゅう見ているのです。
 
私は気になって、過去10年ぐらいがどれくらい暑かったのか?
と気になって、
8月で、最高気温30度を超えた日数を調べてみました。
それが下の結果です。
 

どうでしょう。

私もこの結果をみてちょっと驚いているんですが、30度を超えた日というのが年々増えているという感じを思っていましたけど、実は、かなりばらつきがあり、過去5年あたりは、30度を超えた日が少なく、ここ10年というスパンでいうと、2010年の22日がありますけど、年々増えているわけではありません。

 

どうも腑に落ちないので、20度を下回った日というのも数えてみたのですが、2010年の2回というのが最も少なかったのですが、2014年~17年あたりですと、20度を下回った日は月の半分ぐらいあります。

 

どうでしょう。

人間の感覚ってほんといい加減なものです。

 

地球温暖化が叫ばれて久しく、実際50年100年というスパンで見ると、その傾向というものがあると思うのですが、少なくともこの10年、兎和野高原という限られた場所、8月という限られた時期、でのデータですけど、年々暑くなっているというのは、客観的なデータとしては、それはうそということになります。

 

もしかすると、年々暑くなっていると感じるのは、エアコンなどの普及で、室内環境が劇的に向上し、またさまざまな熱中症対策用のグッズなどの普及がむしろ熱く感じるという原因を作り出しているのではないか…ということです。

 

消費という面では、そうやってプロパガンダを形成することは重要かもしれませんが、私たちはそれに翻弄されてはいけません。

昨今、子供たちの活動が熱中症のリスクが高まっている…ということでいろいろな規制を受けるようになっています。そしてそれに同調するように、私たちの生活も大きく規制を受けるようになりました。

 

少なくとも年々暑さが増しているというマインドは、これからの将来の不安をどんどんとかきたてていきます。

このままではどうなるのだろう、生きていけるのだろうか、だからそれに対する様々な備えが必要だ

転ばぬ先の杖として、リスクをさけなければならない…。

 

実際にリスクを軽減することは必要だと思いますが、主観的、情緒的なことに惑わされず、客観的に、冷静に、ものごとをみて判断行動することが必要なのではないかと思います。