
昨日、某所で火災が発生し、消防団として出動しました。
私にとっては、今年度に入ってから2度目の出動になります。
いずれも、『その他火災』で、つまりは、家屋とかの火災ではないというケースで、前回も今回も田んぼの畔に火がついて、どんどんと燃え広がっていった事案でした。
各消防団にジェットシューターと言って、背中に水を背負って、水を噴霧するノズルがついているものが備えてあります。
前回は、積載車(消防の消火ポンプを備えた車両)には積んでいたものの、水を入れていませんでした。
結果的には水利はあったのですが、最初は付近に水利があることがわからなかったので、水の確保での混乱がありました。
結局はみつかったので、そこから水利を確保して、消火活動にあたったのですが、私自身の初動は遅れました。
今回は、そのときの反省を活かし、ジェットシューターには水を入れた状態で、積載車に載せていたので、現場にかけつけてすぐに消火活動をすることができました。
そうです。
前回の反省を教訓に学び、活かせたということです。
しかし、正直言うと、他の部隊でそのような備えをしていたところは少なかったように思います。
反省し、次に活かすというのは、一つ一つは非常に些細なことです。
ですが、人にしろ、組織にしろ、成長するというのは、そういう小さなことの積み重ねだと思います。
そして、その学びや得た知見を風化させることなく、常にバージョンアップをはかるということです。
次の火災がいつ起こるかわからないし、ジェットシューターへの水の貯えも、常にできているかどうかわかりません。
時とともに、教訓は忘れ去られてまた元の木阿弥になる可能性も否定できません。たまたまうまくいっただけで、常にできるとは限りません。
ですが、会社だろうと地方自治だろうと、常に学び実践し続けなくては、どんなにいい機材、どんなにいいものを取りそろえようとも活かされることはありません。