平成最後の日イブ | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

 

もう、明日これだけは絶対やるって決めました!

 

平成最後の日は、国民の祝日となり、めでたく?うちの会社も9連休にしたわけですけど、浮足立っているだけでは何かちょっと申し訳ないような…そんな気がしてたのですが、いろいろ頭めぐらせていたら、うちのマチも天皇皇后両陛下ゆかりの地があったことを思い出し、そこを訪れることに決めました。

 

メディアでは平成の総括みたいなものをあれこれやっていて、震災とかテロとかいった暗い出来事をとりあげ、日本もいろいろな問題もあった…でくくろうとしているわけですけど、誰かが言っていたように、過去の元号では、日本は必ずどこかでいくさがあったのですが、おそらく初めていくさがない元号となったわけで、僕らにしてみると当たり前のように思ってしまいがちだけれど、長い歴史から見ると、当たり前ではないのです…

 

なので、平穏無事であった平成の時代への感謝の気持ちをその場にいって、一人静かに祈ろうかなと思っているところです。

 

先日、意図したわけではなかったけれど、伊勢方面への旅行をしていた際中に、天皇皇后両陛下最後の地方訪問と重なり、まさにこの目でお二人のお姿を見ることができたことが、そんな気持ちに昇華してしまったのかもしれません。

 

 

天皇皇后両陛下がお手植えされた木の殿堂が開設されたのは平成6年の全国植樹祭です。その年私は大学に通っていて、全国植樹祭の場に立ち会うことはできませんでしたが、夏休みのアルバイト先として、木の殿堂を管理している県立兎和野高原野外教育センターでお世話になりました。

 

その年の夏は雨の少ない年で、木の殿堂周辺の木々がまだ根づいていないこともあって、その暑さで枯れそうになってしまっていて、ひたすら植樹祭会場の木々に水やりをしていたことを思い出します。

 

今20年以上たって、そういった樹々もしっかりと根を下ろしています。

 

日本は言うまでもなく国土の多くが森に囲まれた自然豊かな国です。

 

しかし手つかずの大自然というところもあるけど、国土の多くは、人が自然と共生するいわゆる里山で、お互いに持ち持たれつの関係を保ちながら今にいたっています。

 

天皇皇后両陛下が毎年各地に木を受えるという植樹祭は戦後の復興と共に始まったようですが、両陛下がわざわざ全国各地にお手植をすると言う行為をつうじて、国土への愛情とか、日本という国に対する祈りみたいなことを感じていて、だから、日本の人々の平和や未来永劫の繁栄への思いというものが込められているような気がします。

 

そういう中で生かせていただいている私たちですから、今こうして、平成も無事に終わろうとしていることに感謝したいと思うのです。

 

残りわずかな時間となりました。

厳かな気持ちで令和への転換をすごしたいと思います。