今日、子どもが出場予定だったスキーの試合が雪不足で中止になると連絡がありました。
今年は2016年に続く暖冬ですが、あのときと異なるのは、年末にまとまった雪が降り、その後、なくなりかけたあとに、またまとまった雪降り…の繰り返しで今日まで来ています。
おかげで地元ハチ北スキー場は少ないながらもなんとか営業を続けています。
しかし、標高が低いスキー場は、シーズン終了を宣言するところが、いくらか出てきて、なんとなく世間のモードもウインターは終了といったような気配を見せています。
私の地元ハチ北で言うと、毎年4月第2日曜日まで営業することを常ににしていますので、普通3月初旬というのは、まったくのオンシーズンですから春モードになるのはまだまだ早いです。
さて、私には、実は苦い経験があります。
先日も、ブログで書きましたが、ハチ北では毎年『ハチ北アルペンシリーズ』を開催しています。
その大会の運営に、毎年携わっていますが、2016年は中止しました。
ハチ北アルペンは56回という伝統ある大会ですが、『中止』したのは、過去に2回しかなく、そのうちの1回は、阪神大震災のときでそのとき以来でした。
大会開催の数日前に可否を決定することになっていて、コースにはほとんど雪はありませんでした。
しかし、その直後ぐらいに寒波がやってきて、20㎝ぐらいは雪が降ったでしょうか…。
十分な大会はできなかったかもしれないけれど、選手には大会を提供できた状況ではあったかもしれません。
選手の一部からも開催できなかったことによる批判を少なからずいただきましたが、そのときはどちらかというと『雪がなかったんだからしょうがない…』と自分たちも開き直っているところもありました。
その2週間後ぐらいに、ハチ北モーグル大会が開かれました。
コースは、私たちが開催予定だったところから標高は400mぐらい高いところにありましたから、条件はもちろん違うのですが、依然として雪は少なく、普通に考えれば中止をしても仕方のない状況です。
しかし、周囲から手作業で雪をかき集めコースに投入し、なんとかコースをつくりあげたのです。
だから逆に言うと競技コース以外には、まったく雪はありません。
彼らはけっしてあきらめませんでした。
選手も役員もみんな一体となってつくりあげた大会は本当に素晴らしかったです。そのときの大会は、今思い出しても涙が出そうなくらい感動しました。
私は、モーグルのスタッフから本当に大切なことを学びました。
まだまだスキーシーズンは終わってませんよ。