先日、3年生になる娘が
『お父さん、この問題教えて』
と、宿題の算数の文章問題を持ってきました。
少数や分数に関する問題だったのですが、実はさっと返事を返してあげることができませんでした。
その設問をじっくり読みこむこと数分…。
やっと設問の意味を私も理解し、それから答えを導きだすためのアドバイスを彼女に伝えてようやく彼女も理解し、設問を解いてくれました。
私の頭の中身がそれだけだったということなのですが、すぐに理解できなかったことに少しショックを受けました。
さて、ちょうど今、高等学校の入試にむけての願書の提出状況というのが、新聞でも公表されていました。
地元高校の倍率は、突出して低い状況です。
いろいろな要因があるのだと思いますが、少なくとも中学生の目にはあまり魅力的には映っていないということだけはこの数字から読み取れます。
高等教育に期待するもの…
高等学校の教育は、前提として、小中学校で習ったさらに上のもの…であるのは間違いありませんが、もしかしたら、小学校中学校でよく理解ができなかったことを、もう一回高等学校で学ぶというのが、もしかしたら、そういう学校の役目なのかもしれません。
なぜなら、中学校でもし習ったことしか受験に出ていないのであれば、それを完璧にマスターしていれば、みんな百点がとれるはずだからです。
勉強がきらいだった、もともと呑み込みが早いほうではない…
いろいろ理由があろうかと思いますが、少なくとも義務教育でおしえてくれたことのいくらかしかわかっていない。
だから、点数がとれないのであれば、そこからさらに上積みをするのではなく、もう一度、掛け算割り算からはじめてしっかりものにできるまで何度もやり直すことがあってしかるべきです。
そして、もっといえば、勉強の楽しさそのものを学ぶことを教えてくれることも必要かもしれません。
私は、学校を卒業し、社会人になって学ぶことの重要性を認識したことがたくさんあります。
本を読むことが好きになったのも大人になってからでした。
『学ぶ』ことに終わりはありません。
学校の成績がよくなくても成功した人はたくさんいます。
だけれど、学ばなかった人は絶対に成功できないと思います。
私自身小学生3年生の問題すらまともに解けていないのに、えらぶっているわけです。
学ぶことが楽しい…
もう一度小学中学の勉強を学びたくなる。
そんな高校があってもいいんじゃないかなぁ