先日のハチ北アルペンシリーズ。
某大スキー部の皆さんが多く参加していただきました。
おそらく、大学生になって初めてスキーに触れた人たちなのでしょう。
ボーゲンで果敢にコースに挑む姿がありました。
その姿を拝見していて、なんとなくほほえましく思えました。
道具も先輩からのお下がりなんでしょう。
レーシングスーツ(ピチッとした全身タイツくんみたいなやつです…)
も、買えば10万円とか平気でしますけど、ところどころ破れたボロボロのを着て出ていました。
さて
今、もっとも活況なスポーツの一つはマラソンだと思います。
それは、何歳からはじめても、どんなキャリアでも、温かく迎え入れてくれるかれる雰囲気があるからだと思います。
だから、空前のマラソンブームを産みだし、各地のマラソン大会も大盛況です。
マラソンブームの火つけはホノルルマラソンだと聞いたことがありますが、何時間かかっても、必ずゴールできるマラソンができたことで、相手から競うことから自分自身への挑戦に変わってきました。
今、日本のスポーツシーンは、中学、高校、大学が一つのピークとなってしまい、そのあとは、現役を退く姿を多く見かけます。
サッカーのように、世界を目指して戦い、競技レベルを向上させ、そういうトップチームがあるから、すそ野を広げるということはあると思います。
しかし、一方で始めたいと思った人がいつから取り組んでも温かく迎え入れてもらえるようなそんな競技スポーツにもしていかなくてはいけないと思います。
スキーは、雪の上でしかできず、そこにたどりつくまでに車という移動手段を持つ人があるか、もしくはバスや電車といったものを利用しなくてはいけません。
そんな競技ですから、社会人になったからこそ、本格的に始められるスポーツでもあると思います。
であるなら、やはりそういった人たちを温かく迎えられるものになるような雰囲気づくりは欠かせません。
大学生になってはじめた彼らが生涯のスポーツとしてとりくんでいただくために、私たちももっとそういう人たちに寛容になり、進んで受け入れる必要がありますね。